3.資格マニアにならない
3点目は資格マニアにならないこと。資格取得を目指している人の中には、資格を取ることに優越感・満足感を感じるようになり、資格マニアになってしまう人が少なくありません。資格を増やすことで満足してしまい、人生やり直しの目標や意識が希薄になってしまうのです。実務に活かせない資格を取得しても、時間がもったいないだけのこと。自分のキャリアアップの計画に合わせて、必要な資格を選択すべきです。
1.ビルメンテナンス
40代男性の人たちが人生やり直しで目指す職種の中で求人数が多いのがビルメンテナンスの仕事です。ビルメンテナンスは、すでに竣工されたビルなどの建物の維持管理を行う仕事。
ビルメンテナンスは、日々建物の中にある空調・衛生・給排水・電気関係などの設備を点検する仕事ですが、40代の男性に限らず、50代以降でも安定的に働くことができます。職場によっては60代以上の人が重視しているケースも多く、再就職・転職でも人気の高い職種と言っていいでしょう。
ビルメンテナンス業界で必要になってくる資格としては、危険物取扱者乙種第4類・ボイラー技士2級・消防設備士乙種第4類・第6類などが挙げられます。
2.電気主任技術者
2つ目は電気主任技術者です。電気設備がある事業所では保安監督者として電気主任技術者の選任が法的に義務づけられています。そのため電気主任技術者は業界で必要不可欠な人たちでもあり、この資格を持っていると転職で有利になるとも。これから再スタートしたい人は、この電気主任技術者の資格を目指すことがおすすめです。
電気主任技術者はビルメンテナンスの仕事でも優遇されているので、これだけで収入アップを目指すことも可能。
この他にも電気通信主任技術者という資格もあります。伝送路伝送交換主任技術者・線路主任技術者資格者というの2種類に別れるのですが、元々、NTTやKDDIのような通信事業者の設備を管理するために必要な資格。しかし、電気通信主任技術者の資格を持っていると、電気工事業界でも重宝されるので、非常に強い武器になることは言うまでもありません。
1.宅地建物取引士
1つは宅地建物取引士。この資格は不動産売買・賃貸仲介を行う際に必要な国家資格ですが、不動産業界への転職で強みを発揮することができます。しかも、転職だけでなく。独立・開業も不可能ではありません。
金融・建設業界でも重要視されており、ステップアップしたい40代男性にとっては、目指したい資格と言っていいでしょう。