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他人に厳しい人の心理とは? 上手な4つの付き合い方と自分に厳しくするコツをビジネスマン歴30年の筆者が解説

仕事をしていると、どうしても他人に厳しい人がいますね。このようなタイプの人の相手をすることは精神的に疲れるもの。このように他人に厳しい人の心理を知ると、どのように付き合っていけばいいのか見えてくるかもしれません。
そこで今回の記事では他人に厳しい人について、ビジネスマン歴30年の筆者が解説してまいりましょう。

他人に厳しい人の心理

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他人に厳しい人の心理を紐解いていくと、一般的に自分に厳しい人ほど他人に対しても厳しくなってしまう傾向が見受けられます。その理由は人が他人に対して自分自身に接するのと同じように接してしまうためだと考えられるのです。自己の行動において手抜きすることがないため、いい加減なことをしている他人を許せない。

このような人は幼い頃、厳格な両親に厳しく育てられた可能性が強いのかもしれません。そのため、日常生活の中において、きちんとした習慣が当たり前のことなのです。

1.身内に厳しいことも理由?

一方で、自分の家族の中にだらしない性格な人がいた場合でも、厳しい性格になることもあります。それはだらしない親を反面教師として見てしまうため。

「あんな大人には絶対にならない」と幼少の頃に思い、自分に厳しくなる人も少なくありません。

自分が成長して家族を持った時、子供たちに対してだらしがない人間にはなって欲しくないと思うことでしょう。その結果、身内にも厳しくなり、それは仕事の同僚に対しても同じような態度で接してしまうのです。

がんじがらめのルールを家族に強いて、規律を重んじる子供を育てたり、職場でも適当な仕事しかしない同僚にも厳しい目で見ていることが多いでしょう。

人にシビアに接する人は無意識に自分自身のだらしない部分を戒めつつ、完璧主義を貫こうとしているのかもしれませんね。

2.苦労してきたから他人にも厳しい

同僚が悩みを相談したものの、かなり厳しいことを返してくる人は、もしかすると自分自身もかなり過酷な経験を持っている可能性があります。ずっと苦労を重ねてきたからこそ、他人に対しても非情なくらいに厳しくなってしまう。

人が弱音を吐くと、「何を甘いことを言っているんだ」と無意識に思ってしまい、怒りさえ覚えてしまうわけです。人よりも苦労してきたと思っているため、他人の苦労も大したことないとバッサリと見切ってしまうことが少なくありません。敢えて厳しく接することで、相談してきた人の成長の糧になると思う人もいることでしょう。

特に若い時に厳しい上司・先輩や体育会系のように厳しく鍛えられた人は、自分が上役になった時、同じような方法で部下や後輩を厳しく指導することは間違いないと信じているのです。

他人に厳しい人と上手な付き合う2つの方法

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では、他人に厳しい人と上手に付き合っていくためには、どうすればいいのでしょうか?ここで2つの方法をご紹介いたします。

1.他人に厳しい人の仲間・身内になる

1つは他人に厳しい人の仲間・身内になるという方法。他人にかなり厳しい人でも、自分の身内やグループの仲間になると、対応がかなり変わってくるケースがあります。

これは、身内な人に対して集団的なひいきでミスや失敗があったとしても、ひいきしてもらえる可能性があるということ。いわゆるグループの派閥に入るようなものですね。

客観的に見ると、たとえ同じ職場のメンバーであったとしても、他人に厳しい人からすれば、自分が属しているグループに所属していない相手に対しては身内と思っていないので、あえて厳しく攻撃的に迫ってくることがあると思ってください。

2.厳しい人よりも立場が上の人を味方にする

他人に厳しい人との付き合い方の方法としては、その人より上位の立場にある人を見方につけることがあります。他人に厳しい人が恐れている人やどうしても頭が上がらない人など、派閥に入ったとして、その上司よりも格上の人を味方につけるという方法です。

厳しい人が課長なのであれば、その上司に当たる部長や役員などを見方にするということになるでしょう。ケースによっては取引先の人に顔を覚えてもらったり、学校のOB・OGに可愛がってもらうという方法もあるでしょう。

但し、他人に厳しい人が自分よりも上職の人からの評判をかなり意識している場合に使える方法であり、もし、厳しい課長が部長と仲が良かった場合は注意が必要かもしれません。

他人に厳しい人の2つの対処法~仕事編~

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では、ここからビジネス環境において、他人に厳しい人の対処法をご紹介いたしましょう。

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