人生の悩み人間関係

職場で嫌われてるのは嫌う側に原因があることも?5つの事例と自分の心を守る3つの対処法を人間観察が得意な筆者がお伝え

職場で同僚や上司、部下に嫌われてしまった。考えてみても自分に問題も見当たらず原因がわからない…。職場の人間関係がうまく行かないとつらいですよね。

本記事では筆者が複数の職場でみてきた「嫌われた人」の観察から「嫌う側に問題があると感じた5つの事例と自分の心を守る3つの対処法」をお伝えしていきます。参考にしてみてくださいね。

嫌う側に原因があるのでは?と筆者が感じた5つの事例

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あなたが職場で嫌われていると感じた時。本当にあなただけに大きな原因があるのでしょうか?実は人が職場で嫌われる原因に、「その場や誰かにとってその人が都合の悪い」というケースも。転職経験の多い筆者がさまざまな職場でみてきた事例をご紹介してみます。

ケース1:組織に都合が悪くて嫌われた人

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公務員の20代女性Aさん。当時その組織には不正な経理や業者との癒着が蔓延していたのですが、経理を担当していたAさんは不正に関与させられる業務に納得がいきませんでした。「このようなことがまかり通っているのはおかしい」と不正に関する支出業務は拒否、長年慣習となっていた残業する男性職員へのおにぎりのさしいれの要求も拒絶。結果、組織にとっては「都合の悪い人」に。上司や一部の職員からは「生意気だ」と言われて嫌われていました。Aさんは「こんな腐った組織に用はない」と言って、結婚したのを機に退職。職場の闇のルールに従わないことで嫌われることもあります。

古い慣習にとらわれている人は、流れを変えようとする人を嫌うのでしょう。

ケース2:人と異なる雰囲気で嫌われた人

コールセンター勤務の20代男性Sさん。真面目に仕事に取り組む静かな人です。雰囲気が人と違うところがありお昼には一人、周囲の人の雑談にも加わりません。グループで愚痴や悪口をいう同僚から徹底的に嫌われて馬鹿にするような発言をされることも。ですが筆者がSさんと隣になったときに仕事の雑談をしてみると、クレーム対応の心の持ち方について独特のアイデアを教えてくれました。その言葉には優しく暖かな気持ちしか見つけられません。筆者はSさんに対して「知的でユーモアのある人」という印象を受けましたが、一部の同僚はそうは感じなかったようです。

群れて安心したい人は、異質と感じる人を嫌うのでしょう。

ケース3:厳しい指導で嫌われた人

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スーパーの食品売り場のリーダー、50代女性Fさん。仕事は完璧でテキパキとこなすも、少々キツい話し方をされます。同世代のパート女性には嫌われていました。Fさんは犬を飼っていたのですが、彼女がロッカー室に入ると「犬くさい奴がきた!」と心無い言葉を言われる嫌われぶり。筆者もFさんから業務上の注意を受けた時に「今、私をうるさいやつだと思ってるんだろう」と言われたのですが「注意していただくことでミスを防ぐことが出来ます。そう思っていません」と返したところ、それ以来、Fさんは筆者のミスをフォローしてくれる頼もしい味方に。厳しさで嫌われることもあるようです。

向上心のない人は、厳しく指導する人を嫌うのでしょう。

ケース4:美しいことで嫌われた人

コールセンター勤務の30代女性Kさん。知性と品性あふれた誰もが認める美女。仕事も丁寧で謙虚。欠点も見当たらない方でした。どのような人にも優しく、男性は彼女のそばにいると幸せそうな表情を浮かべているのが見てわかるほど。一部の女性職員から嫌われていました。悪口を言っているのがきこえてきたのですが「あいつ、胸がデカすぎて気持ち悪い」といった内容。本人に問題がなくても嫉妬で嫌われることがあるようです。Kさんは女性の反応に慣れているのか堂々とふるまい気にしていない様子でした。対比で群れてKさんの悪口をいっている女性達が惨めにみえてしまいました。

自分の魅力を大切にしない女性は、美人を嫌うのでしょう。

ケース5:変わり者で嫌われた人

国際交流のイベントで通訳をしていたオーストラリア人男性Lさん。変人が好きな筆者からみても「ハイレベルな変わり者」。同僚に嫌われていました。例えばLさんは「日本に長く住んでいて日本語が喋れるのに、どうして日本人は私に英語で話しかけてくるんだ!」と憤り、英語で話しかけてくる人に返事をしない始末。本人にしたら理由のあるこだわりの強さは自己主張として仕事の姿勢にもあらわれます。筆者もLさんは何を言い出すのかとハラハラしたのですが、そういう人はある意味面白い。ですが、突拍子もないことを言う人は場の雰囲気を壊すこともあるためか、嫌われることもあるようです。

予測可能な調和を大事にする人は、変わり者を嫌うのでしょう。

自分の心を守る3つの対処法

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「遅刻や言い訳が多い」「職場にふさわしくない私語が多い」「マルチ商法の勧誘をする」「幼稚な要求を主張する」「身なりが不潔」。職場で「それは嫌われても仕方がないのでは」という方を見かけました。

一方、客観的にみて「関わる相手や場に問題があるのでは?」ということも。その場合の対処法をお伝えします。

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