その2:【傷を癒す工夫】「攻撃・否定・支配」から精神的にはなれる
関わるべきではない相手と物理的な距離をおくだけでは傷は癒されません。ですが、人というのは会っていなくても「精神的」につながっていたりするものです。そのつながりを断つのは簡単なことではありません。なぜなら、その相手に対して抱いた感情をもったままだと、相手の生死や物理的関係の有無に関係なく、相手に抱いた感情があなたに攻撃的に働きかけるから。
相手のことを考えそうになったら、意識して違うことを考える工夫を。没頭できる何かを探して実践することです。難しいところですが、自分のメンタルを守るためにそこは意志をもって努力してみましょう。
その3:【関わるものの工夫】自然や動植物に積極的に触れてみる
image by iStockphoto
「サーフィンをしている人でメンタルを大きく崩す人はいない」早朝の海でサーフィンをする習慣がある知り合いの女性の言葉。その方会うと筆者も透き通った青い空のような爽やかな気持ちになるのです。筆者の知る限り自然や動植物が好きな人に、自他を害するような言動をする人はあまりいないように思います。
メンタルが弱くて人と関わることに疲れてしまったときには、自然の中に出かけたり遊んだり、動植物に触れてみましょう。動物のほっこり動画をみたり、部屋に自然音の入った音楽を流してみるのもおすすめ。物理的に触れるだけでは意味がないので心で感じることを意識してみましょう。
その4:【目標設定の工夫】健康的に生きるためのモデルを参考にする
メンタルが弱い状態の人は、知らないうちに認知が歪んでいることがあります。自他を責めたり批判するという行為で自分の心にピシピシと鞭をうっているのです。心が健康な人の特徴を知り、自分に取り入れておけば、心の害になる認知の歪みはある程度防げます。
心地よい状態の人のものごとの受け止め方・考え方の知識を得て、「そうだよね!」と思えたものは自分にも取り入れてみるのがおすすめ。知識は書籍から得られます。「こういう考え方をしてみるといいよ」という趣旨の本を読んでみましょう。心が疲れているときでもよめる1冊をご紹介します。
うまくいっている人の考え方 プレミアムカバー 紺 (ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書)
新書 > 人生論・教訓
ディスカヴァー・トゥエンティワン
ジェリー・ミンチントン(著),弓場 隆(翻訳)
メンタルが弱い状態で生きていく工夫を
「メンタルが弱い人の3つの特徴と心を癒す4つの提案」という内容でお伝えしてきました。落ち込みやすかった筆者が実践してきた、心の基礎力をつける習慣です。心のメンテナンスをしながら、無理せずに今できる事をしてみましょう。
参考にしていただけることがありましたら幸いです。