人に頼るのが苦手な原因
頼るのが苦手なのは、性格によるものでしょう。その性格を作った原因があるはずです。人によっては驚くほど気軽に頼み事をしてきますよね。自分もそんなふうにできたら、と思いながらも、なかなかできない。その原因を確認しておきましょう。
その1. 幼少期の影響
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長男・長女に生まれた人は、頼るよりも頼られる経験が多かったはずです。下の子が生まれるまでは一人っ子だったのに、ある日突然お兄ちゃん、お姉ちゃんになります。親と一緒に下の子に愛情をそそぐ立場になり、親を助ける場面も出てくるでしょう。
また、親から「人に甘えてはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」という教育を受けてきた人も、頼ることを悪いことだと認識しています。子供の頃の経験が、ずっと影響を与えているのです。
その2. 責任感が強い
責任感が強い人というのは、物事の全てを自分で背負おうとします。人のせいにしたくないので、誰かに頼るという考えがありません。
人に頼って手を貸してもらった場合、その相手にも責任の一端を担わせることになります。そのことが申し訳なくて、頼れないのです。
その3. プライドが高い
プライドが高い人は、人に頼るなんてとんでもない。この私に解決できない問題はない、という考え方です。プライドを持つのは良いことですが、それならなおのこと、人に頼ったほうが良い結果を生むことがあります。
自分のプライドに固執せず、他の人の意見を聞くことが、視野を広げるきっかけになるでしょう。
その4. 自分にも他人にも厳しい
自分の力で解決することを、自分自身に課します。これは人に頼る案件ではない、と強く思い込んでいるのです。
自分と同じように他人にも厳しく、頼られたとしても「自分でやりなさい」と突き放すタイプ。降り掛かった試練として、これを解決することが自身の成長につながると信じています。
その5. 理想が高い
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思い描く理想の方法や結論を持っています。そこへ人の手が入った場合、自分の思いとは別のものができてしまうかもしれません。
そのため人に頼ることができず、自分の思った通りに進めるしかないのです。時間がかかることはやむ無しと思っています。その分、成果には満足するでしょう。