5. 過小な要求
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仕事を与えないこともパワハラになります。人間関係からの切り離しにも通じる部分で、チームで分担すべき仕事も割り振らず、担当していた案件を奪い取るのです。成果を上げる機会を奪っておきながら、結果が出ないことをからかうこともあります。
机についても仕事がない、手が空いて暇だという状態が続くと、自分の価値が失われた気がしてつらくなるでしょう。
6. 個の侵害
プライベートな部分に過度に立ち入ることもパワハラにあたります。例えば休日の過ごし方、恋人の有無など、明かす必要のないことを根掘り葉掘り聞き出すことです。親しくなりたいための話題としては、悪いこととは言えません。
しかし、話を聞いてからかったり、他の人に言いふらしたりと、されて側が不愉快と感じる場合、パワハラになるので注意してください。
パワハラをしてくる同僚への仕返しはあり?
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上司からのパワハラに報復は考えないでしょうが、相手が同僚であれば、つい仕返しを考えてしまうかもしれません。しかし、仕返しは絶対にやめてください。
自分がされて嫌だったことを、相手にもやり返すのは社会人の行いではありません。自身の評価を落とすことにも繋がりますので、そこはぐっと我慢しましょう。
嫌がらせなどは無視するのがいちばんです。相手と同じレベルに落ちないよう、注意しましょう。自信を持って、仕事に集中するようにしてください。
同僚からパワハラを受けた場合の対策
同僚から受けている行為がパワハラだと気づいたら、やるべき対策があります。本当にパワハラに相当するかを見極めた上で、最終的にどうしたいかを考えましょう。嫌な行為をやめてもらえれば済むのか、物理的に離れたいのかなど、自分の気持ちに従って行動してください。
その1. 気にせず堂々と接する
相手があなたの反応を見て楽しんでいるだけなら、気にせず堂々とするだけでも効果はあります。からかわれて怒ったり、困ったりするあなたの姿を見たがっているなら、見せなければいいのです。
相手の望む反応をしなければ、つまらなくなってやめる可能性があります。まずはちょっかいの相手をしない方法を、試してみてください。
その2. 証拠を集める
直接的な被害があり、仕事に影響が出るようなら証拠を残すようにしてください。
言われて傷ついた発言は、言われた日時、場所、内容をメモするだけでも大丈夫です。第三者が見ている前で言われたのなら、証言してもらうのも良いでしょう。メールは印刷して持っておいてください。殴られて怪我をした場合は、診断書を取っておきましょう。