妄想性パーソナリティ障害の特徴
image by iStockphoto
ここから妄想性パーソナリティ障害の特徴について解説します。特徴を確認し、自分や周囲の人が妄想性パーソナリティ障害になっていないか考えてみましょう。あくまでもよく見られる特徴なので、本当に妄想性パーソナリティ障害かどうかは専門機関での診断が必要です。
特徴1. 疑い深い
特徴の1つ目は、疑い深いことです。妄想性パーソナリティ障害は人が自分に害をなそうとしていると思うことでした。そのように考えることはまず人を疑うことから始めますよね。なので、妄想性パーソナリティ障害の方は、新しい人と知り合った時にまず疑いから始めてしまいます。
特徴2. 自分のことを人に話さない
image by iStockphoto
特徴の2つ目は、自分のことを人に話さないことです。妄想性パーソナリティ障害の方は、周囲の人を敵と見なしているのでした。なので、自分の情報を知られると悪いことに使われると考え、自分のことを話そうとしない特徴を持つことが多いです。
特徴3. すぐに激怒する
特徴の3つ目は、すぐに激怒することです。妄想性パーソナリティ障害の方は自分に危険が及ばないか常におびえています。そういった精神状態であるので比較的すぐに激怒するという特徴を持つことが多いです。
短気な方との区別が難しいですが、おびえていることによってすぐに激怒してしまうことが妄想性パーソナリティ障害が持っている特徴になります。
特徴4. パートナーの浮気を執拗に疑う
image by iStockphoto
特徴の4つ目は、パートナーの浮気を執拗に疑うことです。妄想性パーソナリティ障害の方が持っている疑心暗鬼の考えは他人だけではなく、家族やパートナーに及ぶこともあります。
特に、パートナーの浮気を疑うことが多く、毎日問い詰めるなどの特徴を持つのです。このように妄想性パーソナリティ障害は自分と関係が深い人であっても疑うことがあります。
特徴5. 発言に対して意味を裏の裏まで考えこんでしまう
特徴の5つ目は、発言に対して意味を裏の裏まで考えこんでしまうことです。例えば、「お仕事を手伝うよ」と言われたときに、自分が仕事できないと伝えたいのか、自分の仕事の手際を見せつけたいのかと考えてしまいます。
もちろん、本当にそのような意図な時もあるかもしれませんが、ほとんどの発言にこのように考えてしまうことが妄想性パーソナリティ障害の特徴です。