反社会性パーソナリティ障害とは?よく見られる特徴を全パーソナリティ障害を把握している筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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反社会性パーソナリティ障害とは?よく見られる特徴を全パーソナリティ障害を把握している筆者が解説

特徴2. 自分の行動に後悔をしない

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特徴の2つ目は、自分の行動に後悔をしないことです。もちろん、ポジティブ思考の人も後悔をあまりしませんよね。しかし、反社会性パーソナリティ障害の方は、相手をどんなに傷つけても、どんなに大事になろうとも後悔をしません。

しかし、ただ後悔しないというものではなく、心の中で原因は自分ではないと思う事によって後悔をしていないことが分かっています。基本的に自分は悪くなく、他人のせいで世の中の不合理は生じていると考えるのです。また、ここから分かるように反社会性パーソナリティ障害の方は共感性や他人を思いやる心などが著しく低下しています。

特徴3. 前もって計画をしない

特徴の3つ目は、前もって計画をしないことです。一般的には旅行などの日常生活で多少なりとの計画をたてるかと思います。しかし、反社会性パーソナリティ障害の方は事前の計画が非常に苦手であり、衝動的な行動をすることが多いです。

このような特徴を持っている原因は明確には分かっていません。筆者の考えではありますが、特徴2で解説したように自分に責任が無いから起こっているのではないかと考えています。計画は何らかの不都合が起きないようにするものですよね。しかし、不都合が起きても他の人のせいにするため計画が必要ではないという考えが身についているのではないかと思います。※あくまでも筆者の考えです

特徴4. なぜ自分が怒られているのか分からない時がある

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特徴の4つ目は、なぜ自分が怒られているのか分からない時があることです。反社会性パーソナリティ障害の方は目的の為なら何をしても良いと考えることが多々あります。そして、その過程で怒られても目的の為だから仕方ないのではないかと考え、なぜ怒られているのか分からなくなるのです。

一般的には、目的の過程で怒られるようなことがあれば他の手段を探しますよね。また、どうしても迷惑をかけずに目的が達成できないときは諦めるかと思います。しかし、反社会性パーソナリティ障害の方はそれらを強行しようとするので、考えが一辺倒、わがままという性質を持っているとも言えますね。

反社会性パーソナリティ障害の診断例

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反社会性パーソナリティ障害の診断法は『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』というもので定義されています。少し長い文章になっていますが、自分に反社会性パーソナリティ障害の疑いがある方はしっかりと確認しておきましょう。

A. 他人の権利を無視し侵害する広範な様式で、15歳以上で起こっており、以下のうち3つ(またはそれ以上)によって示される。

1. 法にかなった行動という点で社会的規範に適合しないこと。これは逮捕の原因になる行為を繰り返し行うことで示される。

2. 虚偽性、これは繰り返し嘘をつくこと、偽名を使うこと、または自分の利益や快楽のために人をだますことによって示される。

3. 衝動性、または将来の計画を立てられないこと。

4. いらだたしさおよび攻撃性、これは仕事を安定して続けられない、または経済的な義務を果たさない、ということを繰り返すことによって示される。

5. 自分または他人の安全を考えない無謀さ。

6. 一貫して無責任であること。これは仕事を安定して続けられない、または経済的な義務を果たさない、ということを繰り返すことによって示される。

7. 良心の呵責の欠如、これは他人を傷つけたり、いじめたり、または他人のものを盗んだりしたことに無関心であったり、これを正当化したりすることによって示される。

B. その人は少なくとも18歳以上である。

C. 15歳以前に発症した素行症の証拠がある。

D. 反社会的な行為が起こるのは、統合失調症や双極性障害の経過中のみではない。

(出典:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル)

反社会性パーソナリティ障害の治療法

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ここまで反社会性パーソナリティ障害の特徴について確認しました。では、治療をするためにはどのようなことが必要なのでしょうか。

まず、本症例は自分で治すことが非常に困難ですので、反社会性パーソナリティ障害を直すためには専門機関での治療が必要になります。原因も明確には分かっておらず、治療法が確定しているわけではありませんが現段階での治療は以下の通りです。

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