その1. 警戒心が強い
警戒心が強く相手を信用できないので、必要以上の接触をしたくないのです。コミュニケーションを取るということは少なからず距離を縮めることになりますので、心を許せない相手とは距離を置きたいのでしょう。
こういう人は警戒心を解くまでにかなりの時間を要します。その代わり一度親しくなると驚くほどあけすけに近づいてしまう傾向があるので気をつけてください。
その2. 自意識過剰である
人にどう見られているかを異常に気にしてしまい、身動き取れなくなっています。発言ひとつ取っても、「こんなことを言っては笑われるかもしれない」「バカだと思われるかもしれない」と気にしていまい、何も言えなくなるのです。
人は自分が考えるほどには自分に注目していません。自分が他人の言動をあまり気にしないのと同じように、自分も対して注目されていないと気づくことが大切です。
その3. 人見知りである
子どもの頃から人見知りで、初対面の人や親しくない人とはほとんど話すことができません。道に迷ったときも人に尋ねることができず、飲食店で声を出して店員を呼ぶことも苦手なタイプです。
親兄弟や親しい友人など、常に自分の代わりに率先して声を出してくれる人が近くにいると、人見知りを克服する機会を失います。人に頼り切りになってしまい、自ら発言することができないのです。
その4. 自分に自信がない
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自分の意見や考えに自信がないので、積極的なコミュニケーションが取れない場合があります。つまり「私の意見なんか言っても意味がないだろう」「私の話なんか誰も興味がないだろう」と思い込んでしまうのです。
または自分の考えを伝えることが恥ずかしいとも感じています。趣味や嗜好を知られたくないため、心を閉ざしているのです。自分を見せず、周りに合わせて空気のように笑っているばかりになってしまいます。
コミュニケーションの苦手を克服する方法
コミュニケーションは技術です。ちょっとした心構えで、簡単に克服することができます。自分のことを知られるのが恥ずかしいなら、無理にさらけ出す必要はありません。空気を壊すことなく、変に探られることなく、円滑なコミュニケーションを取る方法があります。
もちろん、心を開けば距離を縮めることも簡単です。でもまずは、苦手克服のための技術を身に着けましょう。
その1. 相手の話をちゃんと聞く
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コミュニケーションにおいて、相手の話を聞くことが最初に重要になります。自分が話すのが下手だとか、何を話せばいいかわからないという人は、まず相手が何を話しているかをよく聞いてください。
耳と心を傾けて聞いていれば、なにか感じるものがあるはずです。それで思い出した話があったとしても、いきなり口を挟まずに最後まで聞いてください。相手のターンのときに話を遮るのはよくありません。
話し方の抑揚や構成も参考になるはずです。なるほどと思ったら真似してみるのもいいでしょう。