その2.トイレで待ち伏せ
今では珍しいですが、昔はトイレが外にある居酒屋もあり、女性社員が席を離れトイレに入ったのを見計らい、出て来るのを待ち伏せするのです。
酔った勢いもあり、嫌がる女性社員に触れる、キスを迫るなどの行動を取ります。
その3.女性には接近戦
その上司はまんべんなく部下の傍に座り会話をしますが、気になる女性にはそれとなく肩を組む、手を触るなどの行為を繰り返します。
嫌がる部下が席を移動してもしつこく追いかけ、周りの部下を気にせず、横に座ろうとするいやらしい行為です。
その4.要求に逆らえば降格処分
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上司には部下を評価できる権限がありますが、この権限は仕事上に対する権限であり、部下の評価、昇進など人事、給与に関わる権力です。
セクハラ上司にとってはこの力を使うことによって部下の行動を抑えられ、もし逆らえば場合によっては降格処分などの不利益を受けるため、セクハラ対象となる部下には耐えるしかありません。
著者が知った上司のセクハラ
10年以上前の出来事ですが、著者の職場に初めて技術系の女性社員が配属され、その人は既婚者で子供も2人、夫の両親と同居という公私ともに忙しいことを後輩の話で知りました。
ただ当時の上司も既婚者でしたが、その事情を知りながら執拗にその社員に自分の気持ちを伝えているとの話も同僚から聞き、その内容は男性として恥ずべき行為で衝撃を受けた行動を紹介します。
でも結局、セクハラ行為は会社に知れることとなりました、懲戒解雇ではなく出向となり、今も社会人生活を送っているようです。
メールでのお誘い
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毎日、「自分をどう思うか」「一緒に食事でも行かないか」「今日は定時で帰るのか」など仕事に関係しない内容のメールを送り付けます。
その女性社員は毎日メールを見るのが怖いと後輩に呟いていたそうです。
恐喝
上司が送ったメールに返信しないと「なぜ無視するのか」「私の気持ちが分からないのか」「君の行動は監視している」などストーカー的なメールを送り付けていました。
最後には転勤や人事評価までを逆手に取り、上司本人は影響を受けないが、女性にとっては不利益になることを伝えていたそうです。