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黒猫は不吉?実は縁起が良いとされる3つの理由とご利益をスピリチュアル好きの筆者が解説!

黒猫がもたらす4つのご利益

ここからは、黒猫がもたらすとされるご利益を解説していきます。多くの人々が黒猫を飼ったり、黒猫のモチーフを取り入れることでその恩恵に与ろうとしました。そんな古来の日本人がどのような願いを黒猫に託してきたのかがわかるので、是非チェックしてみてください。

1:魔除け

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黒猫は神秘的な存在で、あらゆる邪悪なものを退ける魔除けの力を持っているとされています。従って古来の日本でも病魔や悪霊を払う尊い存在として親しまれていました。さらに災いや負の気を払うことで幸運を招くとも言われているため、魔除けに加えて開運の効果も期待できます。

2:家内安全

黒猫は良好な夫婦仲を取り持つ存在であるともされ、家内安全の象徴としても親しまれてきました。そのため家内安全のご利益もあると考えられるようになり、黒猫の招き猫を飾ると家庭内の問題が解決に導かれると言われています。加えて黒猫は子宝の恵も与えてくれると言われているため、子供を授かりたい家庭が取り入れるのもおすすめです。

3:商売繁盛

黒猫は暗闇でも光る目を持っていることから見通しの良さの象徴と考えられ、商売をする人にも親しまれてきました。お店の中や玄関に黒猫モチーフのものを取り入れれば、商売の見通しが良くなると信じられているのです。そのため起業する人や商売を軌道に乗せたい人には、黒猫のお守りやお着物を贈るのが良いとされています。

4:恋愛運上昇

黒猫には恋愛運や結婚運を上昇させるご利益もあると信じられ、特に海外の一部の国では結婚式の日に黒猫を見かけると新郎新婦が幸せになれると考えられているほどです。さらに黒猫に甘噛みされる夢をみると恋愛運が上昇するとも言われており、夢に出るだけでもかなりの恩恵を受けることができるとされています。

夏目漱石も黒猫を可愛がっていた

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有名な文豪である夏目漱石も黒猫を飼っており、可愛がっていたと記録が残っています。漱石は結婚して英国へ留学し、帰国後、東京帝国大学や明治大学の講師として活躍していたのですが、ちょうどその頃に千駄木の漱石の家に黒い子猫が迷い込みました。しかし漱石の妻である鏡子は猫が嫌いで、その猫が来るたびに追い出していたそうです。しかしその黒猫はその後も何度となく家の中に入り込み、漱石は鏡子に「置いてやったら良い」と鏡子に言いました。

それ以来、黒猫は漱石の家で暮らすことになり、その黒猫に着想を得て漱石は「吾輩は猫である」という名作を書いたと言われています。そしてその黒猫は爪の先まで真っ黒で、よく見ると黒い毛の中にも虎模様があったそう。漱石の家に出入りしていた按摩の老女はその猫を見て「この猫は福猫だから大切にすると幸運が訪れる」と鏡子に伝えました。それ以来猫嫌いの鏡子も黒猫を可愛がるようになったそうです。

その黒猫のご利益なのか、漱石の処女作となった「吾輩は猫である」は誰もが認める有名作となり、漱石は文豪の仲間入りを果たしました。黒猫は作品名どおり名前がなく、そのまま猫と呼ばれていたそうですが、漱石や子供たちに可愛がられて幸せに暮らしました。

黒猫にまつわる幸せのジンクス

黒猫は遭遇の仕方や、見かけ方などで、様々なジンクスがあるのです。ここからは、そんな細かいジンクスを詳しく紹介していきます。是非町を歩く際などに気をつけて見てみてください。

黒猫を見かける:幸運が訪れる前兆

黒猫は、その姿を偶然見かけるだけでも幸運が訪れると言われています。さらに黒猫は魔除けの力もあるため、その日の厄が落ちたと解釈するのも良いでしょう。これから良いことがあるというサインなので、黒猫を見かけた日は軽やかな気持ちで過ごすことができるでしょう。

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