指導とパワハラの線引きって?パワハラ上司の特徴6つとその対策を10社以上渡り歩いた筆者が解説 – ページ 3 – Mistory[ミストリー]
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指導とパワハラの線引きって?パワハラ上司の特徴6つとその対策を10社以上渡り歩いた筆者が解説

その3. 堂々とした態度で

怒鳴られたり、厳しく叱責されたりすると人は萎縮します。もちろん自分のミスであれば反省し、改善するように努力すべきです。ただ、何を言われてもおとなしく受け入れ、すみませんでしたと謝るだけでは相手は調子に乗ってしまいます。

プライベートのことをからかわれるなど、自分に非のないことをしつこく口にされたときは堂々と「やめてください」と言いましょう。こいつには何を言っても大丈夫だと相手に思われてしまうと、反論は難しくなります。嫌なことはきっぱり嫌だと伝えることで、相手も言い過ぎたと気づくきっかけになるのです。

適切な窓口に相談しよう

対策をしてもおさまらないときは、自分だけで抱え込まずに人に相談しましょう。人事部や他の信頼できる上司に相談するのもいいですが、それでも解決しないときには以下のような窓口がありますよ。

その1. ハラスメント対策窓口

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大企業には、ハラスメント対策として相談窓口の設置が義務付けられています。ハラスメント対策の研修を受けた社員が対応してくれるので、安心して相談することができますよ。ハラスメント対策は企業の義務です。

パワハラを黙認し、なあなあで済ませようとする企業に成長はありません。あなたが声を上げることが、会社にとっても良いことなのだという信念を持ち、堂々と訴えてください。

その2. 社外へ相談

社内への相談で解決しない、または適切な窓口がないときは、社外への相談を視野に入れましょう。パワハラなど、労働者の問題を相談できる行政機関として、労働局があります。調査して問題があれば、企業へ指導が入りますよ。

相談から解決までは多少の時間がかかります。人格否定などの暴言による心身の不調を起こし、出社もままならない状態になったときは弁護士に依頼するのもひとつの手です。費用はかかりますが、直接対決を避けられるので精神的には楽かもしれません。

パワハラ上司に屈しない!防御して仕事に集中しよう

せっかく縁があって入社した職場です、意欲を持って職務に臨みたいのに、上司からのパワハラのせいでうまくいかなくなるのはとてももったいないことです。パワハラに遭ったとき、自分にも問題があるのではないか、自分さえ我慢すれば丸くおさまるのではないかと考える人もいるでしょう。しかしパワハラは当事者だけの問題ではありません。

自分の態度次第でうまく回避できればいちばん良いですし、防げるものはしっかり防いで、自分の業務に集中しましょう。

パワハラ上司にわずらわされず、快適な職場環境を保ってお仕事できるよう、対策することが大切です。

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