人生の悩み人間関係

指導とパワハラの線引きって?パワハラ上司の特徴6つとその対策を10社以上渡り歩いた筆者が解説

その4. ストレスを抱えている

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部長などの役付になると、上からも下からも、または家庭からもプレッシャーを受けることになります。自分の持つ部が結果を出さなければ、上司としての資質を問われることに。そのストレスのはけ口として部下に必要以上の圧力をかけてくる人がいるのです。

指導と称して暴言を吐き、ときには手が出てしまうこともあるでしょう。常にイライラしていて、少しの失敗にいつまでもネチネチ説教をしてきます。

その5. 神経質・完璧主義者

人間誰しもミスをしますが、そのミスを許さない人が上司であれば大変です。数字やデータのミスなら厳しく言われても仕方ありませんが、ささいな書き間違いや勘違いに関しても、なぜそんなミスをしたのか、改善策を提出しろ、などと言われては本来の仕事がとどこおってしまいます。

業務上のことのみならず、服装や休憩時間の過ごし方にまで神経質に目を光らせてくるので、部下としては気の休まるときがありません。

その6. 指導力がない

自分がプレイヤーのときは活躍できていたのかもしれませんが、部下を適切に導く力のない人は厄介です。自分のときはこうだった、ああだったと武勇伝だけはたくさんあり尊敬されていましたが、いざ上に立つとどうすれば活躍できるのか、うまく伝えられません。

名選手必ずしも名監督ならず。指導者になるには、指導者としての勉強が必要になります。それを怠る人はパワハラに走りがちです。

パワハラを回避する対策|早めの対処が肝心

上司の態度に理不尽なものを感じたときは、早めに対処することが肝心です。黙って受け入れるうちにその行為がエスカレートする可能性があります。

なぜ自分がこういう目に遭っているのか、冷静に分析しましょう。

その1. 要求に答える

ささいなミスをネチネチ指摘してくる上司には、ミスをしないようにしましょう。わずかでも締め切りに遅れたら怒鳴ってくるような上司には、締め切り前に提出をします。自分が正しいと信じて疑わない上司の意見は一旦受け入れ、そっと自分の思う方向に修正しましょう。気分屋の上司には、常に変わらない態度で接するのです。相手の顔色をうかがう必要はありません。

どんなに厄介な上司でも、結果を出していれば文句は言わせません。相手の態度に振り回されず、きちんと自分のやるべきことをやるのです。多少理不尽な要求をされてもそれを上回る結果を出せば、自身の成長につながります。

その2. 同僚を味方につける

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上司のあなたに対する態度は、周りの人も見えているはずです。個人的に受けているパワハラでも、部署全体が受けているパワハラでも、共有することが大切になります。互いに証言者になれますし、勇気を持てるでしょう。

もしあなただけが無視されていて、必要な情報を共有されないなどの目に遭っているとき、味方がいれば情報共有をしてもらえます。もしあなたに無理な業務量が課されたとき、味方がいれば手伝ってもらえるかもしれません。味方がいるだけで、ずいぶんと心強く感じるものです。

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