20代で人生絶望したと感じた時、生きるのを諦める前にやるべき6つのこと
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20代になった途端、社会では大人扱いされるのに現実の自分は全然追いついていなくて、気が付いたら20代半ばなのに自分には守らないといけないものもないし、何者にもなれていない。ずっとこのままなんて辛すぎる。いっそ消えてなくなりたい…
これは筆者が人生のどん底だと思うところにいたときに毎日考えていたことです。
ここからは、そんなマイナスな考えから、なんとか立ち直り現在に至るまでに実践したことを紹介します。
その1.弱った自分を認めてあげる
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正直な話、一度人生に絶望感を抱いてしまうと、前向きになりなさいと言われてもすぐには不可能です。まずは弱った自分を受け入れましょう。必要であれば休養をとることもとても大切です。というのも、一度絶望感のどつぼにはまってしまうと、「この世界で自分が一番つらい思いをしているんだ」と考えるようになります。それでいいのです。
自分が一番つらい!いいじゃないですか!今まで頑張ってきたのですから、それくらい認めてあげましょう。
その2.なるべく多くの人に自分の悩みを打ち明け共感してもらう
自分の中で抱えている悩みや不安は、誰かに話すだけで少し楽になります。実は人間って、弱いところを人にみせられると、自分の弱さも相手にみせたくなるものです。同年代であれば特に、自分だけがこんなちっぽけなことで悩んでいると思いこんでいても、意外とみんな同じようなことで悩んでいたり。
また、頭で考えるだけでは見えてこなかったことも、声に出しながら言葉を繋げていくうちに、自分自身でも気が付かなかった別の考え方にたどり着くこともあります。
何度も同じ話を別の人にする。それを続けていくうちに、本当は自分がどうしたいのか、だんだんとみえてくるかもしれません。
その3.自分の真ん中を知る
自分の真ん中を知る。行き過ぎたときに立ち戻る場所を知っておく。後ずさりしてしまったときに前に進める限度を知っておく。とても難しいですね。自分をコントロールするということなのですが、人の感情は、考えとは関係なしに行ったり来たりするものです。
そのため自分がハッと気が付いたときに戻るべき心の場所を知っておくことはとても大切になってきます。注意するべきなのは、それをわかった気にならないこと。すごく曖昧なのですが、それくらいがいいのです。訓練するとわかってきます。「これ以上頑張りすぎたらパンクするからこれくらいにしておこう」みたいに。
その4.人間関係の取捨選択をする
人間関係の悩みというのは、避けては通れないものです。特に20代になると、様々な年代の人と関わることが増え、人の目を気にすることで知らない間に疲れてしまいます。また恋人がいる人であれば、「この人と別れてしまったら、もう誰とも付き合えないかもしれない」なんて焦りから、すれ違いを感じていてもなかなか別れに踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
けれど、自分の心と身体を消耗するだけの人間関係というのは時に自分自身を苦しめるのです。気が付かないようにしていても、身体に症状として出てきてしまうこともあります。
そんなときは、「この人といるときの自分のことを、自分は好きになれるか」を考えてみてください。そしてどうしても近くにいることが難しいと感じたら、相手のペースに巻き込まれないように少しずつ距離を置いて自分を守ることも大切です。
その5.自分より年上の人の経験談をきいてみる
人生絶望した、これからどうやって生きていけばいいのかわからないと思ったときにお勧めしたいのが、人生の先輩の話を聞くことです。
家族でも、友達の親でも、上司や先輩、学生時代の先生でも。時には全然知らない人でもいいかもしれません。自分が今何で絶望して苦しんでいるのかを話してみてください。すると、「私も若いころは色々あったよ。」と、自分の経験してきたことを話してくれると思います。
その時に話している人の表情を見てください。きっと、穏やかに落ち着いた顔をして話してくれていると思いますよ。内容が全く同じということはありませんが「みんないろんな思いをしてきているんだな」と気持ちが少し楽になるはずです。