人生の悩み心や体

20代人生に絶望するのはどんな瞬間?その理由と諦める前にやるべきこと6選を同じように生き辛さを体験した同年代筆者が解説

『こんなはずじゃなかったのに』誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。幼いころに思い描いていた人生設計はいつの間にか崩れ、気が付いたら大人と呼ばれる年齢になっているのに、中身は全然追いついていない。そんな焦りから、生きていくことに疲れてしまったり、世の中に絶望してしまっている20代は多いと思います。
今回は、社会人4年目の20代半ばでうつ病を発症し、仕事と婚約者を一度に手放してしまい、人生に絶望した経験のある筆者が、それでも生きていくことを選ぶことが出来た方法を解説します。

20代で人生に疲れた、絶望したと感じる6つの瞬間 

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人生に疲れた。何のために生きているのかわからない。生きていると、そんな曖昧ながらも確かに自分自身の心を支配してしまう絶望感に悩んだことが誰しも一度はあるでしょう。その内容は人それぞれですが、その年代ならではのものも数多く存在します。

ここからは20代に焦点を合わせ、この年代でぶつかりやすい壁とその乗り越え方を6つに分けて、筆者の体験を交えながらみていきましょう。

その1.仕事がうまくいかない

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20代といえば、多くの人が社会人として世の中に出ていく年齢です。学業を終え社会に出たばかりの人は、その風当たりの強さに戸惑うことが多いでしょう。また、組織の中で経験を重ねていくうちに新人という括りからひとつスキルアップを求められ、自分の気持ちと実力の差を痛感し、思うように仕事を進めることが出来ずに苦しむ場面もあります。

そうした時間を過ごすうちに「自分のせいで仕事がスムーズにいかないんだ」と思い詰めてしまう人もいるのではないでしょうか。

その2.家族や恋人など、近くにいる人から認めてもらえない

仕事に限らず私生活においても、自分の気遣いになかなか気が付いてもらえなかったり、頑張っていることに対して褒めてもらえなかったり。幼いころのように、自分から褒めてほしいと素直に相手にアピールすることも恥ずかしくてできず、大人ならできて当たり前のこととして自分の中だけで閉じ込めてしまいます。そんな風に自分の中だけで育ててしまったモヤモヤを上手に開放できる方法までは分からないのも20代の特徴です。

その3.仕事に精一杯でプライベートを充実させられない

社会人としての生活をスタートさせ、まずは仕事が一番!早く一人前になりたい!なんてやる気だけを頼りに日々を送って気が付けば3年目。家に帰れば疲れてすぐに眠ってしまう。休みの日はできるだけ体力を温存したいから家から出ずに休んでいる。そうしているうちに友達とは疎遠になってしまい、家族や恋人のことはいつもどこかで気にしてはいるものの、なかなかともに過ごす時間を確保できず罪悪感ばかり募っている…なんてことありますよね。

いつの間にか仕事が全てになってしまって逃げ道がなく、「あれ?私、仕事するために生きてるのかな?」なんて考えに陥りやすくなってしまいます。

その4.周りと自分を比べてしまう

現代を生きる20代の生活でなくてはならないのはSNSです。通勤電車の中、ちょっとした空き時間、夜眠る前。スマホ社会に慣れた身体には習慣のようにSNSを開く動作が染みついています。

別に好んで見ようとしたわけではないのです。しかし画面には学生時代の友達が楽しそうに毎日を送っている様子、憧れの芸能人のキラキラとした日常が目に入ってきますよね。20代半ばを過ぎれば、幸せそうな家庭を築いている知り合いが増えていることでしょう。

もし、自分の本当にやりたかったことを諦めて現在の生活を送っている人がいるのであれば、SNSを通して、夢を追って生き生きとしている誰かを羨んでしまうのではないでしょうか。苦しいですよね。

その5.人生設計通りにいかない

「大学を卒業したらすぐに結婚して、20代で子ども2人ほしい!」「好きなことを仕事にして、成功して、プライベートも充実させたい!」なんて話をした記憶はありませんか?

10代の頃、理想の人生設計について考えたことがありますよね。しかし社会に出てみると思い通りにはいかないもので、いつのまにか年齢だけが目標を達成していて焦りを感じている人も多いのではないでしょうか?想像していた20代って、もっと大人だったのに…と、そのギャップに落ち込み自分を責めてしまいます。

その6.将来に漠然とした不安を抱える

その5でお伝えした通り、生きていると何が起こるか分かりませんし、どんな場面で自分が躓くのかも予想がつきません。一度挫折や失敗を経験するとその後の自分の将来に絶望してしまい、自分のままで、こんな世の中で生きていく意味って一体何なんだろうと考えるようになってしまいます。とはいえ、まだ20代です。一度感じた絶望や不安を乗り越える方法もそんなに多くは知りません。

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