自分のことを話せない3つの原因
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ここまで自分のことを話すのが苦手と思っている人の特徴を見てきました。それではそうした悩みを抱えてしまう原因とは何なのでしょうか。自分の気持ちを伝えられない人の特徴はさまざまですが、根本的な原因を探ってみると実は似通ったところがあるかもしれません。
原因1:人との会話で傷ついたことがある
自分のことを人に話したとき「友だちから笑われた」「上司に馬鹿にされた」という経験がある人は、そのことがトラウマになってしまっている場合があります。「また馬鹿にされるのではないか」という思いから、自分をさらけ出すような会話には苦手意識を抱いてしまうでしょう。また「話を最後まで聞いてもらえなかった」「面倒そうに対応された」などの経験から自信を失ってしまう人も。
原因2:感情の言語化が苦手
「自分がどう思ったか・どう感じたか」を言葉で表現するというのは意外と難しいものですよね。そうした自分の気持ちや考えを言葉に落とし込むのが苦手な人や時間がかかってしまう人は、的確な表現ができずに無難な言葉で終わらせてしまう傾向があります。会話の内容を振り返ったとき「あのときこう言えばもっとうまく伝えられたのに…」と後悔することもあるでしょう。
原因3:周囲の目を気にしすぎる
「ここで自分が意見をいったら出しゃばりだと思われるかも」「自分が会話に入ったら迷惑かもしれない…」など周囲の反応を気にしすぎてしまう人は、個人的な感情や意見はなかなか伝えられません。また日頃から相手の望む返答をしようとしてしまうため、自分の気持ちがわからなくなっている人も。他人から「自分の意見はないの?」といわれて落ち込んだ経験がある人もいるかもしれません。
自分のことを伝えるための対処法・4つ
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自分の意見を言う、自分の感情を相手に伝えるといった行為は多少勇気が必要となります。自分の気持ちを伝えるのが苦手と感じている人は、どういったことを心がけると苦手意識を和らげられるのでしょうか。ここからはその対処法を考えていきたいと思います。
対処法1:はっきりと話すことを心がける
「人と話すときに緊張してしまう人」「声が小さい人」などは、「相手に自分の言葉をきちんと伝える」という意思を持ちましょう。緊張しているときは無意識に早口になっている場合がありますし、会話をすることに自信がないともごもごとした聞き取りづらい言葉になってしまいます。
ひとつひとつの言葉をはっきりと発音するように心がけるだけでも、お腹に力が入りやすくなるため相手にも言葉が伝わりやすくなるでしょう。話している相手から気持ちよく反応が返ってくれば、会話に対する自信にもつながるはずです。