その2.他人を褒めること
人は社会の中で生きる生き物です。私達は絶えず誰かとの関係性のうちに生存しており、決して一人だけの力で生きていることはありません。例えば、仕事というのは会社の利益のためだけではなく、あくまで顧客や消費者の満足のために仕事は存在します。つまり、あなたは一人ぼっちでもないし、誰かの支えでもあるのです。
この社会のなかで褒める、という行為にはにはものすごい効力があります。それは自分が社会の中にいていいんだ、と安心させさらなるチャレンジに向かおうとさせることができるのです。
あなたから受けた褒めるという行為は相手からも返ってくる機会が増えることでしょう。これを返報性の原理といいます。こうして自分から褒めることは結果として、自分の行動を褒めてもらえる機会を作ることになるのです。
人は社会的動物である。
アリストテレス
その3.未来を見据えること
自己肯定感を高めるための最も大きなポイントは未来を見据えることです。私達は現状を守ろうとすることが本能として備わっています。それを壊して未来へ進もうとするのですから苦しいのは当然です。しかし、現在の苦しみを嫌って未来の利益を捨て去ってしまうことは理性的とは言えません。
未来はどうしていても訪れるものです。今や過去に不平を言っていてもやってきますし、夢に向かって努力を積み重ねていてもやってきます。それならばより良くしようとした、と言えたほうが良いのではないでしょうか?失敗や苦しみという今の結果にこだわらず、未来へ向かっている姿勢を大切にしましょう。
まだ新しいチーズが見つかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する。
出典:チーズはどこへ消えた? スペンサー・ジョンソン
自己肯定感を高めることは自分をまるごと愛すること!
この記事にたどり着いた人、ここまで読んだ人はきっと何かに傷ついた経験があることでしょう。繰り返しますが自己肯定感を高めるために本当に大切なことはたったの3つです。
・失敗を受け入れること
・あなたは一人じゃない
・未来を見据えること
これらのことを守ることは、自分を愛することでもあります。失敗したときには落ち込んでもふさぎ込んでもいい。ただその先の未来に自分が笑顔でいられるようにどうしたらいいのかと考えることができることこそが自己肯定感の高さです。あなたはこの先何度でも傷つき、失敗することでしょう。しかし、このことを知っていればきっと乗り越えられると信じています。