その1.愛情不足
まず、親から十分にかまってもらえなかったと愛情不足を感じている場合があります。褒められたり認められたりする機会が少ないと、自分の存在価値を見出すことができず、自分を過小評価しがちです。子どものころ足りなかった承認を大人になってから充たそうとしているのでしょう。
その2.時代背景
時代背景によっても承認欲求が強くなっていると言えます。たとえば、SNSの普及です。以前よりも周囲の生活ぶりや考えが見やすくなり、他人と比べる機会が増えただけでなく、「いいね」数で承認の数が可視化されるようになりました。競争社会であることも承認欲求が強くなる原因です。頑張れば頑張った分、豊かな人生を歩むことができるかもしれませんが、周囲との格差が広がり比較してしまうことにより、承認欲求が強くなると言えるでしょう。
その3.トラウマがある
誰しも生きていく上で失敗はつきものですが、その失敗がトラウマになってしまうと自信を持てなくなってしまいますよね。トラウマがあると、自分の考えや行動が正解なのかわからず、他人の意見や評価が判断基準になってしまっているのです。自分のことを前向きに評価するために、他人の承認を得ようとするのでしょう。
承認欲求が強い人との上手な付き合い方は?NGはある?
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学校やアルバイト先、会社に承認欲求が強いと感じる人はいませんか?承認欲求は社会的な問題として取り上げられるほどですから、きっと身近にいるはずです。ではそんな承認欲求の強い人たちとどう上手く付き合えばいいのでしょうか。
その1.褒めて認める
承認欲求が強い人にとって、褒められることは承認欲求が充たされることに直結します。指摘を行うよりも、まずはその人の頑張りや、努力への姿勢を褒めて認めましょう。わざとらしく褒めるのではなく、普段の行いや仕事の成果であれば、きっと相手も素直に喜んでくれるはずですよ。
その2.話を聞き、同意をすること
承認欲求の強い人の話を聞き、同意をすることも承認欲求を充たす方法の1つです。話を聞いてもらえることによって自分に注目が集まり、気にかけてくれていると感じるため、承認欲求が充たされやすくなります。また、自分の考えや行動が正解であるのか不安に感じやすいことも特徴であるため、話を聞いて同意をするとみんなと同じであると安心し、自信を持つことができるようになるでしょう。