人生の悩み人間関係

人と比べてしまう原因と心理は?やめ方よりも向き合い方が大事?劣等感を克服した筆者が解説

やめ方よりも落ち込まない捉え方や環境作りが重要

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わたしたちは日々さまざまな人間関係のなかで、自分と人を比べながら生活しています。そのような環境で「人と比べるのを完全にやめる」というのはとても難しいこと。人と比べてしまったとしても劣等感を抱かないように捉え方や考え方を変えてみたり、ネガティブな気持ちにならない環境を整えることが重要です。

人と比べて落ち込んでしまうときの対処法

それでは、人と比べて落ち込んでしまう時はどのように対処していけばいいのか?具体的に解説していきます。

1.他人と比較して劣等感を抱く自分をそのまま受け入れる

人と比べたときに、相手をうらやましく感じるのは人として自然な感情です。自己肯定感が低かったり、自分に自信がなかったりという状態だと、そのうらやましいという感情が劣等感につながることもまた自然なこと。人と比べてネガティブな気持ちになってしまっている自分に気付いたら、いまの状況の自分をすべて受け入れましょう。

人と比べてしまったこと、劣等感を抱いてしまったことに罪悪感を感じる必要はありません。自分を責めるのではなく「自分はいまこの相手と自分を比べて劣等感を抱いている」という事実だけをありのまま受け入れましょう。

2.比べてしまう相手のSNSや情報を遮断する

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人と比べて落ち込みやすい人ほど、人のSNSを頻繁に見ていたり、自分のSNS投稿に対する反応などを常にチェックしているのではないでしょうか。筆者もまさにそうでした。「この人は充実した毎日を送っているな」「この人はお金に余裕がある生活をしているな」そのような様子を見る度に、自分と比べて落ち込んだりみじめな気持ちになりますよね。嫌な気持ちになるくらいなら見なければいいと頭ではわかっていても、つい気になって頻繁に見てしまう。

このような場合は「見ないようにする」と意識するよりも、物理的に相手の情報を遮断するような環境を作ってしまいましょう。下記がその具体的な案です。

その1. 比べてしまう相手のフォローを外す
その2. SNSを完全にやめてしまう 
     →この2つが一番シンプルで確実

その3. SNSを断つことが難しければミュート機能を利用する 
     →誰の情報を見るのか、タイムラインの環境は自分でコントロールする

その4. 数週間、数か月だけなど、ある一定期間だけSNSから距離を置いてみる

3.なにかに一生懸命になってみる

自分がやりたいことややるべきことができていないと、人と比べたときにネガティブな感情を抱きやすくなります。「行動できていない」「夢中になれるものがない」ということが、無意識に自分の中で負い目になってしまっているからです。

なにかに一生懸命になってみましょう。日常のなかのささいなことでも、すぐに始められることでもかまいません。例えば、目の前の仕事をいつもより少し力を入れて取り組んでみる、好きな本を夢中になって読んでみる、気になっていた趣味を思い切って始めてみる…。

人と比べて落ち込んでしまう場合、考える時間があればあるほどどんどんネガティブな方向に引っ張られてしまいます。なにかに一生懸命になることは、この余計な「考える時間」をうめるためにも有効です。

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