余命宣告を受けたとき家族ができることとは?
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もし家族が余命宣告を受けたら残される家族はどのように対応すべきなのでしょうか?一番つらいのは本人ですが、周囲の人々も正常ではいられないかもしれません。ここではもしあなたの家族が余命宣告を受けたときの家族の在り方について考えてみましょう。
静かに見守ることが大切
余命宣告は本人だけではなく家族にとってもとてもショッキングな出来事。取り乱してしまうこともあるかもしれませんね。ただ実際に辛い思いをしているのは余命宣告を受けた本人。家族は何もしてあげられないかもしれませんが、本人が納得のいくよう生きることができるように静かに見守ることが大切といえるでしょう。本人が迷ったり悩んだりしているときに、そっと手を貸すことができるといいですね。
本人が後悔しないように手助けをする
余命宣告を受けた本人がこれからどうしたいのかをしっかり聞いてあげましょう。とくに治療方針に関しては本人と医師、家族が納得できるようにしっかり話し合うことが大切ですね。
本人の希望は実現可能なことがあれば、本人の体調を見ながらできるだけ実行してあげるといいでしょう。もちろん無理なこともあるかもしれませんが、本人が人生の最後に後悔することがないようにできるだけのことを本人と一緒におこなうことが大切です。
もしもの時の本人の意思を確認しておくこと
余命宣告を受けた本人の相続に関する意思を確認することはとても難しいかもしれません。命が尽きてしまった後、親族間での争いは本人もきっと望まないはずです。辛いことですが、本人が家族にしっかり意志を伝えることができる状態の時に相続に関する意思確認を行っておきましょう。また、生命保険などに関しても確認しておく必要がありますよ。
健康な間にエンディングノートを作成しておこう
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高齢化社会にともない「終活」という言葉を耳にする機会が多くなりました。終活のなかの一つとして最近注目されているのが「エンディングノート」。ここでは健康な間に作成しておいた方がいいといわれているエンディングノートについて解説しましょう。
あなたの思いをつづるエンディングノートとは
エンディングノートとは、まさにあなたの一生の集大成としてあなたの思いや保険・貯蓄のこと、預金通帳や印鑑の所在などあなたがもしもの時に家族が困らないように作成しておくものです。もちろん余命宣告を受けてからでもエンディングノートは作成することができますが、健康で考えがまとまりやすい間にまとめておく方が、より確実にあなたの思いを伝えることができるでしょう。