スピリチュアル死について

衆合地獄とは?どんな地獄?5つのポイントから16個の小地獄まで霊感家系の筆者が徹底解説!

5:団処(だんしょ):牛・馬を獣姦した人が落ちる

地獄の牛と馬で同じ行為をし、性器を通して体内中を焼き尽くされる刑罰を受ける地獄。さらに地獄の猛獣のせい行為を見て淫らな気持ちを抱いた罪人がいれば、獄卒がその罪人を猛火を携えた猛獣の陰門に押し込み、丸焼きにして滅却。絶えがたい死が繰り返されます。

さらに団処では、自分の妻や夫が獣の集団にいたぶられる姿を見せられる精神的な責め苦も存在。精神的にも肉体的にも邪婬に対する罪悪感を植え付ける罰が揃っているのが特徴です。そんな団処には牛や馬や犬や猫など、動物の交尾を見て邪念を抱いた人や、自慰や獣姦を行なった人が落ちるとされていますよ。

6:多苦悩処(たくのうしょ):同性愛者の男性が落ちる

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生前の恋人が燃やされる様を見せられる刑罰を受ける地獄。助けようとすると、罪人にも火が移り燃やされます。炎によって息絶えてもすぐに生き返り、刑期の終了までは死ぬことすら許されません。

さらにあまりの苦痛にその場から逃げ出すと、切り立った険しい崖から落とされます。落ちた先では口から猛火を吹く鳥や狐に食べられ、苦痛が終わることはありません。そんな多苦悩処には、男性と邪婬を行なった男性が落ちるとされています。

7:忍苦処(にんくしょ):他人の妻・夫を取った人が落ちる

逆さ吊りにされて猛火で炙られる刑罰を受ける地獄。呼吸をすることで肺の中も焼き尽くされ、やがてあらゆる器官を焼かれて灰になります。身体中と体内が全て焼け爛れて死んでもすぐに息を吹き返してしまうので、炙りの刑罰は刑期まで延々と繰り返されるのです。

そんな忍苦処には、他人の妻や夫、妾などに手を出した人が落ちるとされています。既婚者に無理やり邪婬を行なったり、淫行を迫ったりすることで簡単に落ちる小地獄です。

8:朱誅処(しゅちゅうしょ):ロバ・羊を獣姦した人が落ちる

体の中に入りこんだ鉄の蟻に、肉や骨や内臓を食われる刑罰を受ける地獄。意識のあるまま鋼鉄の蟻に全身を食い尽くされるので、罪人は想像を絶する苦痛を感じることになります。急所や心臓を食べられて息絶えても、すぐに生き返り再び責め苦が再開される恐ろしい地獄です。

そんな朱誅朱誅処には仏に敬意を払わなかった不届きな人や、ロバや羊などを獣姦した人が落ちるとされています。生前の不道徳や邪婬が大きく影響する地獄なのです。

9:何何奚処(かかけいしょ):親近相姦を行った人が落ちる

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猛火の中で焼かれ、鉄の鳥に食い尽くされる刑罰を受ける地獄。あまりの辛さに出る叫び声は上部にまで届き、その声を歓喜だと勘違いした転生前の罪人は自ら何何奚処に落ちたいと望んでしまうと言います。

さらに獄卒に金棒で激しく打たれながら、人道を外れた行為を行なったことを激しく叱咤されるのもこの地獄の特徴。全身に火がついたまま拷問を受けたり、鳥丘山と呼ばれる猛火に包まれた山で燃やされることもあるようです。そんな何何奚処は兄弟姉妹などの親族と邪婬を行なった人が落ちると言われています。

10:涙火出処(るいかしゅっしょ):尼僧と邪婬をした人が落ちる

涙が炎に変わり、全身を焼き尽くされる刑罰を受ける地獄。さらに目には火が出るほど強烈な毒針を刺され、まぶたは引き裂かれます。加えて肛門は鋏で切り取られ、その穴から高熱の蝋を流し込まれることで体の内部は滅却。とんでもない痛みと苦しみに苛まれます。

猛毒と灼熱の蝋で苦しんだ後は、大きな鉄の杵で生殖器を打たれ火炙りされるのが特徴。毒や杵や火など、様々な責め苦に合わされます。そんな涙火出処には、真面目に修行に励む聖者である尼に邪婬を迫った人が落ちるとされていますよ。

11:一切根滅処(いっさいこんめつしょ):肛門で性交を行った人が落ちる

常に刀が降り注ぐ場所で、くつわで広げた口に高温の銅、耳には蝋を流し込まれる刑罰を受ける地獄。さらに、流し込まれた銅や蝋には鉄でできた蟻が含まれており、内臓や体内の肉を食い尽くします。罪人は外部からの刀による苦しみと、体内を食べられる責め苦を受けるので、感じる苦しみは生半可なものでは済みません。

そんな一切根滅処には、女性の口や肛門を用いた邪婬を行なった人が落ちるとされています。邪婬の種類まで具体的に決められている地獄なので、まだ避けようがありますね。

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