スピリチュアル死について

天国はあるの?どんなところ?宗教別の天国と天国に行く人の4つの方法を宗教マニアが解説

肉体を亡くし魂になったのなら「あの世は天国であってほしい」と願う人が半数以上ではないでしょうか。その天国とはどのようなところか知っていますか?宗教別でキリスト教の福音にもある天使や神様の世界「天国」のイメージが強いですよね。天国は宗教的なものでもあるので、天国に行く方法は疑わないことですが他にはどんな方法があるのでしょうか。
キリスト教・キリスト教以外の世界四大宗教「イスラム教・ヒンドゥー教・仏教」での考えられる天国・天国に行く人の特徴についても詳しく紹介しますね。

天国はあるの?何のため?

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宗教マニアのわたしの考えですが、様々な宗教の教えを網羅し「天国はある」という結論に至りました。友人や身内の死を経験したことで「あの世に天国があったらいいな」と願うことがあり、「寂しがり屋の友人も天国では幸せに暮らせている」と天国の存在があることでこの世を生きる私たちにも救いになっているのです。誰もが訪れる死が身近になった時、死後の世界が何もわからないより天国という世界を信じられることで死の恐怖を緩和してくれることでしょう。

ポジティブに「天国は私たちのためにある」と考えられたのなら天国の意味はあるものだと考えます。

世界四大宗教の天国とは?

天国を目指す宗教・地獄に行かないようにする宗教があり同じ概念をもつ世界がそれぞれあります。言葉では各宗教の天国の概念がありますが、天国の基準は感覚・意識での苦痛がないことでしょう。それでは詳しく宗教別に天国とはどのような世界なのか解説します。

キリスト教:暗闇のない光に満ちた世界

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イエス様の十字架にかけられる際の「私と一緒にパラダイス(天国)にいるでしょう」との言葉から内容から天国の存在があることは明らかになっています。福音(イエス様の教え)ではキリスト教の天国は神様が支配している国「神の御国」に行くためにある宗教です。神様によって作られた世界が天国といわれる世界で、悲しみも苦しみも争いもなく暗闇もない喜びと幸せと光の世界とされています。

キリスト教では地上を離れた魂はすべて輪廻転生で繰り返し生まれることは考えられていないのです。終わりも始まりもない(死も誕生もない)ので、永遠の幸福を受けることができるでしょう。

ヒンドゥー教:デーヴァ(天・神)が住む天界

ヒンドゥー教は輪廻転生が主であり地獄におちないようにする教えが多く、天国で暮らす教えはありません。しかしデーヴァ(天・神)が住む世界はキリスト教などで言われる怒りも悲しみもない天国と同じ世界なのです。その世界がヒンドゥー教では天国といわれる世界ではないでしょうか。また魂の輪廻から解脱することが魂にとっては苦からの解放であり天国と同じ意味のことではないかと考えられています。

イスラム教:男女にそれぞれ用意された官能の世界

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アラー(神)による最後の審判が下り無事に天国行きが決まり行くことのできる世界です。天国は8種類の庭園(ジャンナ)に分けられています。ジャンナでは一番好きな自分の姿になり、男性には処女の美しい女性が現れお楽しみできるという官能世界です。美味しいお酒を美女にお酌され好きなだけ飲めたり、肉・果物・飲み物は望むものがあります。女性にも同じように楽しめるように男性が現れるのです。

まるで竜宮城のような世界ですね。一週間に1度アラーに逢えることも天国ならではと思います。

仏教:安楽で苦のない世界(極楽浄土)

仏教はそもそも「天・神様」ではなく「仏様」を崇める宗教であり、「天がいる国=天国」の言葉には無縁なのではないでしょうか。「極楽浄土」「浄土」といわれる阿弥陀如来(仏様)を中心とした、輪廻から解脱し超越した仏様のいる世界があります。仏教の発祥の地のサンスクリットでは「スクヮーヴァティー」と言い「幸福がある場所」という意味があるのです。物理的な快楽ではなく、「極楽、極楽♪」と発してしまいそうになるほどの安楽で苦がないことこそが幸福であるとされています。

天国と名前は違いますが、意味が類似なものである極楽浄土は仏教での天国でしょう。

天国に行く人の4つの方法

死後はどこに行きたいですか?私は天国に行きたいです。天国は天の国、神様仏様の世界であり、神仏の教えに従うことで天国に行けると考えます。その教えの中でも最も大事なのは「神仏を疑わない・背かない、信心する」ことでしょう。その他にどのようなことが天国に行くには大事なのか、宗教の教えを参考に天国に行く4つの方法を紹介します。

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