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金魚の縁起がよい6つの理由!金運上昇・運気を上昇させる育て方もヒーリング経験のある筆者が解説

大きなひれを優雅に動かし、鮮やかな色を持つ「金魚」。涼しげな姿はお祭りの金魚すくいでも見かける、夏の風物詩のひとつにもなっています。日本では江戸時代に金魚が流行し、縁起のよい生き物とされてきました。名前に「金」の字が入っていることから、金運を上昇させる生き物と考えられたのです。

金魚の歴史について触れながら、金魚の縁起がよい理由・運気を上昇させる育て方についてヒーリング経験のある筆者が解説します。

金魚の歴史・鑑賞方法について

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江戸時代に金魚が流行し、日本全国に広まっていきました。江戸時代での様子、金魚の歴史と鑑賞方法についてご紹介します。

金魚の歴史

金魚は中国で発見された、赤いフナから突然変異で生まれた魚です。中国から日本に渡来したのは、室町時代の末期。当時、金魚は高価な生き物で「富」を象徴する貴重品とされました。一部の富裕層でしか、飼われていなかったのです。

江戸時代の中期になると武士の副業として、金魚が養殖されます。大量生産されたことによって、庶民の手にも入るようになったのです。「富」を象徴する金魚は縁起物と人気を集め、日本全国に広まりました。

鑑賞方法

江戸時代では、ガラスは貴重品とされていました。当時は水槽のようなものはなく、陶器やたらいに入れて金魚が飼育されています。陶器やたらいは透明ではないため、上から金魚を鑑賞していたのです。

上から鑑賞することは「上見(うわみ)」といわれています。上から見る金魚の姿は横から見る姿よりも、尾びれの揺れがよく見えるのです。金魚は尾びれの優雅な動きを楽しむものとして、この上見が金魚の正しい鑑賞方法だとされています。

金魚の縁起がよい6つの理由

金魚を飼うと、運気を上昇させるといわれているのです。縁起がよい理由について、探っていきます。

1:「金運」を上昇させる生き物

金魚という名前には「金」が付いています。江戸時代には「黄金魚(こがねうお)」とも呼ばれていたそうです。名前に金が付いていることから「金運」を上昇させると考えられました。

また、たくさん卵を産むため「子宝」に恵まれるとも考えられたそうです。金魚は、魚の中でも「豊かさ」をもたらすものとされました。江戸時代には祝い事のひな祭りで、ひな壇に金魚鉢が飾られていたそうです。

2:お金を余らす生き物

中国語では、金魚を「チンユイ」と発音します。お金が余るという意味の「金余」という言葉も「チンユイ」と同じ発音です。お金が余るという言葉と同じ発音だったため「金運」を上昇させる生き物と考えられました。

また水に入った金魚は、うろこが反射して輝きます。輝くものにお金が集まると考えられていたことも「金運」と関連したのでしょう。

3:日本での金魚の「色」について

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現在では品種改良が行われ、様々な種類の金魚が存在しています。しかし元々は「朱色(赤)」と「黄金色(金)」の2色だけでした。この「朱色」と「黄金色」が、日本では大変縁起のよい色とされています。日本で朱色は、伝統色にされている色です。宮殿や寺院、神社の鳥居にも朱色が使われています。「魔除け」の意味をもち、病気や災難を除ける色と考えらてきたのです。

そして黄金色は江戸時代の小判の色であり「富」を象徴する色。稲穂が黄金色に実ることから「豊穣」という意味も、もっています。金魚が朱色と黄金色をしている生き物であったため、縁起のよい理由と結びついているようです。

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