スピリチュアル見えない力

ケサランパサランとは?スピリチュアルな5つの特徴!3つの語源・4つの説をケサランパサランを捕まえた筆者が解説

1:梵語の「袈裟羅・婆裟羅(けさらばさら)」

梵語の「袈裟羅・婆裟羅(けさら・ばさら)」を語源にしているとされています。梵語は古代インドの言葉、サンスクリット語を漢字にしたものです。

「袈裟(けさ)」の元になった言葉は「Kasaya(カシャーヤ)」。壊色・混濁色という意味で「渋い目立たない色」を意味します。「婆裟羅(ばさら)」の元になった言葉は「Vajra(バジャラ)」。踊りを舞う人の、衣装の袖がひるがえる様子を意味しています。

繊細な見た目を「目立たない色」・幸せをもたらす効力と空に舞う姿を「舞い」であると、捉えたのではないでしょうか。

2:薬の原料「鮓荅(へいさらばさら)」

江戸時代にあった、薬の原料の名前からとられたという説です。牛・馬・羊・鹿などの胆石・石灰は「鮓荅(へいさらばさら)」と呼ばれ、薬に使われていました。この薬の原料の名前が、ケサランパサランになったとされています。白い色の石で、解毒剤として用いられていたものです。

見た目はあまり似ていませんが白く丸い形と、病気を治すものであることが語源の由来ではないかと考えられます。

3:スペイン語の「Que Será, Será(ケセラセラ)」

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スペイン語の「Que Será, Será(ケセラセラ)」が、語源ではないかとも考えられています。日本語に訳すと「なるようになる」です。日本だけでなく世界中でケサランパサランは発見されており、幸せをもたらすものと考えられています。「なるようになる」という意味も、不運なこともどうにかなるという意味があるのでしょう。

またヨーロッパやアメリカでは幸せの意味を「天使」に準えて「エンゼルヘアー」や、他に「ゴッサマー」とも呼ばれています。

「植物・昆虫・動物・鉱石」と考える4つの説

謎の多い生命体・精霊ともされている、ケサランパサラン。一体何であるのかを探る、4つの説をみていきます。

1:植物の「綿毛」説

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ケサランパサランのフワフワの毛から、植物の種子に生える綿毛だと考えられているようです。見た目が大変似ているため、間違う人も多いでしょう。綿毛の毛が長いものは、白い毛が丸く広がると球の形をして見えます。

「ガガイモ」「アザミ」「テイカズラ」といった植物の綿毛ではないかと考えられているのです。種が落ちて綿毛だけが残った状態で、舞っているものではないかといわれています。他にもコットンの木から降ってくる「綿」も、形状が似ているものです。しかしはっきりと、植物だといった結論はだされていません。

2:昆虫の「雪虫」説

ケサランパサランは、昆虫だとも考えられています。「雪虫」という昆虫ではないかと、いわれているようです。別名「綿虫」とも呼ばれ、体から綿のような白い物質を吹きだします。そして綿のような白い物質で、全身を包むのです。綿虫はまるで雪が舞っているように、空中を飛び回ります。他にも白い綿毛で体が覆われた「アオバハゴロモ」の幼虫だとも、考えられているそうです。

ケサランパサランとこれら昆虫の、姿かたちは似ているかもしれません。しかし昆虫の意志を持って動き回る姿をみると、同じものとは考えにくいのです。

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