しかし、せっかくですから合わない上司ともうまく付き合って、職場で気持ちよく過ごしませんか。なぜ上司と合わないかを考えて無理なく付き合う方法、してはいけないNG行為などを、10社以上渡り歩いた筆者が解説します。
上司と合わないと感じる3つの理由
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「合わない」というのは、仕事をする上でのやりにくさや不満を抱えている状態のことです。仕事はうまくいかないのは上司のせいだと感じることもあるでしょう。ではなぜ上司と合わないのでしょうか。
その1. 経験値が違う
上司はほとんどの場合、年上の人です。社歴も長く、業界での経験も豊富な人でしょう。あなたが見ているものとは別の角度から物事を見ています。その経験値から出る言動は理解しにくく、共感できない部分もあるかもしれません。
上司との経験値が違いすぎると、見えている世界が違うため、歩み寄りが難しいのです。上司の視点をこちらに合わせてもらうのではなく、自分が高みに行けるように考えてください。
その2. 価値観が違う
上司は部下をマネジメントする立場です。数字などの結果だけを見て判断する人や、企画力、発想力など創造面を評価する人、コミュニケーション能力を評価する人など様々でしょう。
あなたが数字を見て欲しくても、上司は過程を大事にする人かもしれません。価値観の相違が評価にもつながるため、合わない上司にあたると結果も出ない可能性があります。そのことで上司に不満を覚える人もいるでしょう。
その3. 仕事の進め方が違う
社会人を数年やっていると、自分なりの仕事の進め方が固まってきます。しっかり準備をしてから取り掛かる人や、とりあえず始めてみてから調整する人もいるでしょう。仕事の進め方が上司と合わないときは厄介です。
自分のスタンスで進めているとき、上司に進捗を聞かれて答えると「まだそんなことをやっているの?早くあっちをやってよ」と言われることも。最終的に出すものが同じでも、経過を見られて否定されると、辛いなあと感じるでしょう。
合わない上司との付き合い方
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直属の上司との関係は密接です。日々顔を合わせ、打ち合わせしながら仕事を進めていくことになります。合わないなりに、付き合っていかなければいけません。
合わない上司と円滑にコミュニケーションを取るには、自分なりの方法を見つけるのがいちばんです。無理なく付き合えるよう、試して欲しい方法をご紹介します。
その1. 報連相をしっかり行う
きちんと仕事をする上で、報連相は大切です。進捗の報告、定期的な連絡、トラブルの相談を面倒がらずに行っていれば、上司もあなたを自然と気にかけるようになります。
あまり向き合ってくれない、あまり話を聞いてくれないような上司であれば、メールでの報告にとどめ、声をかけるのは挨拶程度でも大丈夫です。しかし、大きな声ではきはきと、笑顔で挨拶をしましょう。挨拶を嫌がる人はそうそういません。
その2. 結果を出す
有無を言わさぬくらいの結果を出してみてください。嫌な上司のもとで価値を認めさせるほどの結果を出すことは、並大抵ではありません。その分、あなた自身が大きく成長するきっかけになります。
大きな努力が必要になりますし、工夫も必要でしょう。それをやり遂げたとき、もう上司と合わないなんてことは些細なこととして、気にならなくなります。