筆者が思い出すのはやたらに顔を近づけてくる年配の男性です。悪い人ではないのですが、思わずのけぞって避けていました。今回は職場にいる距離感がおかしい人の特徴や心理、対処法などを10社以上渡り歩いた筆者が解説します。
- 職場で距離感がおかしい人の特徴5つ
- その1. 物理的な距離が近い
- その2. なれなれしく身体に触れてくる
- その3. プライベートに踏み込んでくる
- その4. 真似をされる、常に同調してくる
- その5. 距離を取られる、態度が素っ気ない
- 職場で距離感がおかしい人の心理とは
- その1. 普通にしているつもり
- その2. 親しいつもりでいる
- その3. 依存・執着している
- その4. 人との距離感がわからない
- 職場でのほどよい距離感とは
- その1. 相手に合わせる
- その2. 必要以上に踏み込まない
- その3. 無理をしない
- 職場での距離感がおかしい人への対処法
- その1. 自分の距離感を伝える
- その2. 二人きりにならない
- その3. 相手の行動を指摘する
- 自分のパーソナルスペースを守り、快適な距離を保とう
この記事の目次
職場で距離感がおかしい人の特徴5つ
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職場での人間関係は、仲間ではありますが友達ではありません。親しくなる人もいればならない人もいます。それでも社会人として適切な距離の取り方があり、ほとんどの人とはうまく付き合っていけるでしょう。ときどき現れる距離感がおかしい人の特徴をいくつかご紹介していきます。
その1. 物理的な距離が近い
普通の会話なのに目の前に顔を近づけてくる人、話しかけられて振り向いたらすぐ近くに立っている人など、物理的な距離が近い人がいます。スペースは十分あるのに間近にきて話をされると、なんとなく気持ち悪さを感じますね。
パーソナルスペースは相手との関係性や年齢、性別によっても違い、個人差もあります。従って一概には言えませんが、それ以上近づかれると不快だという距離に入ってくる人は距離感がおかしいと感じるでしょう。
その2. なれなれしく身体に触れてくる
それほど親しくない相手からのボディタッチは不快感しかありません。異性であれば、気持ち悪さも感じてしまうでしょう。声をかければいいのに肩をぽんと触ってきたり、並んで歩くときにリードのつもりなのか腕を引いてきたりと、無意味なボディタッチをしてきます。
セクハラにもなりかねないため、身体に触れられることには敏感になりますよね。
その3. プライベートに踏み込んでくる
休日の過ごし方、恋人の有無、実家のことなど、よほど親しい人にしか話さないようなことをずけずけと聞いてくるのです。曖昧に交わそうとしても空気を読まず、「いいじゃん教えてよ」などと無邪気な様子で聞くので戸惑います。
全てを把握したいのか、細かいことを尋ねておいて上から目線のアドバイスをされることも。うかつに話してしまえば何でも知っている間柄と認識され、さらに距離を詰めてくるかもしれません。
その4. 真似をされる、常に同調してくる
持ち物や髪型を真似してくる、何かを決めるときにいつもあなたの答えと同じにするなど、同調、同化しようとしてくる人です。飲み会の参加可否や、受講するセミナー、仕事の進め方まで、全て同調してきます。
尊敬しているから、憧れているからと言いますが、あまりにも同化されるのは気味が悪いですよね。自分がなく、何をするにもあなたが頼りという感じで寄りかかられては疲れてしまうでしょう。
その5. 距離を取られる、態度が素っ気ない
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距離が近すぎるのも困りものですが、あまりに遠い人もまた困ります。入社して何年も経っているのに、誰に対しても他人行儀で距離が縮まらない人がいるのです。
打ち解ける様子を見せず、いつも素っ気ない態度で心を閉ざしていて、何を考えているかわかりません。仕事が問題なく進むならそれでもいいのですが、あまりに頑なな態度では扱いに困るでしょう。
職場で距離感がおかしい人の心理とは
距離感がおかしい人は何を考えているのでしょうか。苦手だな、嫌だなとは感じますが、どうしてそうなるんだろうと疑問に思うこともあるでしょう。ここでは距離感のおかしい人の心理を探っていきます。