指導とパワハラの線引きって?パワハラ上司の特徴6つとその対策を10社以上渡り歩いた筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
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指導とパワハラの線引きって?パワハラ上司の特徴6つとその対策を10社以上渡り歩いた筆者が解説

上司の指導が厳しすぎる。今日もみんなの前で怒鳴られてしまった。明日また怒られるかと思うと仕事に行くのがつらい、眠れない。
上司の態度のせいで心身に不調をきたしてしまったら、それはパワハラの疑いがあります。パワハラをする上司とはどんな人でしょうか。また、パワハラを受けたらどうすればいいのか、しっかり確認していきましょう。
この記事ではパワハラの定義、パワハラ上司の特徴、それに対する対策などを、10社以上渡り歩いた筆者が詳しく解説します。

パワハラの定義|指導とパワハラの境界線

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パワハラ(パワーハラスメント)とは、職場で地位の強いものから弱いものへの、立場を利用した嫌がらせのことを言います。一般には上司から部下へ、雇用主から従業員へといった関係性で起こるものです。

ここでは厚生労働省の資料を元に具体的にご紹介します。

パワハラの定義と6つの行為の分類

下記3つの要素をすべて満たすものがパワハラの概念となります。

1.優越的な関係に基づいて(優位性を 背景に)行われること
2.業務の適正な範囲を超えて行われること
3.身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

同僚など立場が同じ相手から受ける嫌がらせなどは、パワハラには当たりません。

パワハラに当たり得ると考えられる行為が以下6つに分類されています。行為と要素すべてを満たす場合に初めて、パワハラに該当すると考えられるのです。

・身体的な攻撃
・精神的な攻撃
・人間関係からの切り離し
・過大な要求
・過小な要求
・個の侵害

認識の相違・上司は無自覚に行っている

業務の適正な範囲を超えて、とは、どの程度のものでしょうか。上司は指導をしていたつもりでも、部下がパワハラだと感じることがあります。また、周りから見てパワハラだと感じていても、被害を受けた本人がなんとも思っていなければ問題なしとされることもあるでしょう。

多くの場合、パワハラ加害者は無自覚にそれを行っています。感覚的、感情的に判断するのではなく、具体的な行為のひとつひとつを要素に当てはめて考える必要があるのです。

パワハラを恐れるあまり部下に適切な指導ができなければ、社員の成長がなく会社としては衰退します。あれもこれもパワハラだとして文句を言うばかりでも業務は進みません。優先すべきは何かを、しっかり考える必要があるでしょう。

パワハラ上司の特徴6つ|弱い人ほどパワハラをする

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パワハラを行う上司にはどのような特徴があるでしょうか。実は自分の弱さを隠すために、わざと威圧的な態度を取る人がいます。その言動が度を超えたとき、パワハラに発展することになるのです。

ここではパワハラする上司の特徴や心理を見ていきましょう。

その1. 視野が狭く、自己中心的

自分の考えを正しいと信じ、それが唯一の方法であるかのように部下に押し付けます。異なる意見を受け入れず、融通がききません。思いどおりに仕事を進めたいので、逆らうものを排除しようとします。

自分に従っていれば間違いない、自分の言うとおりにしておけばいいんだという誤った認識で、専制君主のようなふるまいをするのです。

その2. 威厳を保ちたい

上司という立場に舞い上がり、とにかく威厳を持って仕事をすることを重要だと考えています。堂々とした態度だけは立派ですが、中身が伴わないためにただただ威圧的に接してくるタイプです。

私は決定を下すだけだから、と言って部下に仕事を丸投げしたり、厳しいノルマだけを与えて仕事をやったような気になっていたりと、怖いだけで頼りにならない上司像ですね。

その3. 気分屋である

機嫌のいいときはあれこれ話しかけてくるのに、不機嫌なときは声をかけても返事もしない。互いに納得して決めたはずのことを後からくつがえしたり、まだ決めなくていいことを急に今すぐ決めろと迫ったりと、この上司に当たると非常に迷惑をこうむるでしょう。

上司の顔色をうかがいながら進める業務は、本来望まれる結果にはなりません。同じ結果を出しても気分によって反応が異なれば、部下のやる気はそがれていくでしょう。

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