「過去に囚われるな!」という言葉は、ドラマや映画などではよく聞いたことが事があるのではないでしょうか?
一方で
・そうは言っても忘れられない恋人はいるよ。
・そもそもどうして過去に囚われてはいけないの?
という方も沢山いるかと思います。
そこで今回の記事ではそんな過去に囚われている人のお悩みを、年間100人以上の相談を受けてきた筆者が心理的な観点から解決いたします。
具体的には
・どうして過去に囚われてはいけないのか
・過去に囚われる3つの心理的な原因と事例
・囚われた過去との決別の方法
の順番にご紹介していきます。
一方で
・そうは言っても忘れられない恋人はいるよ。
・そもそもどうして過去に囚われてはいけないの?
という方も沢山いるかと思います。
そこで今回の記事ではそんな過去に囚われている人のお悩みを、年間100人以上の相談を受けてきた筆者が心理的な観点から解決いたします。
具体的には
・どうして過去に囚われてはいけないのか
・過去に囚われる3つの心理的な原因と事例
・囚われた過去との決別の方法
の順番にご紹介していきます。
- どうして過去に囚われていけないの?
- 私達の生活は過去に取り囲まれていた!
- 人間は未来が見える希少な動物?
- 原因その1.諦めきれない!サンクコストバイアスが思いを邪魔している
- 影響:「もったいない」が導く思わぬ落とし穴
- 事例:かけてきた労力に囚われる人
- 原因その2.忘れられない!ツァイガルニク効果が過去を強調している
- 影響:気づかないうちに完璧主義になっていた!
- 事例:完璧さに囚われる人
- 原因その3.一歩を踏み出せない!ホメオスタシスがあなたを守っている
- 影響:本能が安全にいさせようとしている!
- 事例:安心・安全に囚われる人
- 囚われた過去と決別するには?
- 目をそらさず過去を受け入れよう!
- 思考をWHY(どうして)からHOW(どうするか)へ転換しよう!
- 未来を見つめて一歩を踏み出してみよう!
この記事の目次
私達の生活は過去に取り囲まれていた!
そもそも過去とは何でしょうか。これは簡単。過去とは今より前の出来事のことですね。
では今とはいつでしょう。今は「今!」といっている間に過去になってしまいます。そう、私達が体験したことはほとんど全てが過去なのです。
私達人間も含めほとんどの動物は過去を知ることができます。その証拠に動物は痛い目にあったことは次の機会に繰り返さない、または美味しいもののありかについては次の機会にも迷わずそこに向かうことができるのです。これは動物が過去を元に今の行動を選択していることの証明でしょう。
人間は未来が見える希少な動物?
では、未来はどうでしょうか。これは人間とごく一部の動物にしか感じることはできません。例えば人間が大きなマンモスを捕らえるためには
・一人では敵わない、大人数で立ち向かおう。
・素手ではきっと硬い皮膚に傷もつけられない、石ころや木の棒を使おう。
というように仮説を立て物事を実行してきました。
つまり、私達の発展には未来を見据えることが必要不可欠なのであり、過ぎ去った時間や今起きていることのみにこだわることは、これからやってくる未来やチャンスをみすみす見逃してしまうことに他ならないのです。
原因その1.諦めきれない!サンクコストバイアスが思いを邪魔している
image by iStockphoto
過去に囚われてはいけないことはわかっていてもどうしても過去にこだわってしまう、そこには大きな原因が3つあります。
原因の1つはサンクコストバイアスです。
・サンクコスト:既に回収することは不可能である、何かに対して払った大きな労力、資金。
・バイアス:先入観、思考や判断の偏り。
つまりサンクコストバイアスはもう回収できない労力や資金にこだわるあまり正常な判断ができなくなる心理を言います。
影響:「もったいない」が導く思わぬ落とし穴
サンクコストバイアスによる一番の影響は機会を失うことです。皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
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