小アルカナはカップ・ワンド・ソード・ペンタクルという4つのスートから成り立っています。それぞれのスートに1から10までのカードと4枚のコートカード。各カードには意味がありますが、スートの意味、数字の意味、カードの絵柄などから意味を読み取り解釈していくことができます。
ここではカップの7のカードについて、タロット占いをしている筆者が解説していきます!
カップの7絵柄の意味
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カップの7の絵柄には、いろいろなものが入った7つのカップが並んでいる前に男性が立っているのが目に入るでしょう。男性は後ろ姿で影のようにも見えます。7つのカップはそれぞれに宝石、勝利の冠が入っているものもあれば、へびやドラゴンの姿も。中央のカップは布に覆われたカップが。男性はこの隠されたカップに注目しているようです。何が入っているのかわからないものに人は心を奪われてしまうのでしょう。
この7つのカップを雲が包んでいますが、カップの前に立つ男性の考えていることや彼の夢をこの雲が表しています。男性の目の前のカップたちは、実は彼の頭の中の夢や幻想です。選ぶことが必要な状況ではあるものの、現実的ではない選択肢も含まれているかもしれません。しっかりと自分に必要なものを選べるよう、現状にフォーカスすることを絵柄は伝えています。
機会
選択
幻想
ファンタジー
白昼夢
希望的観測
解釈
人間の前に並ぶ7つのカップはあなたが選べる多くの選択肢。様々なものの中からあなたは選ぶことができるのです。新しいチャンスや今まで願っていたことかもしれません。とても喜ばしいことですが、ここでは注意が必要です。カップの7正位置には現実的ではない幻想のような傾向の選択肢も含まれていることを示唆します。つまり夢や欲望のようなもの。あなたがとろうと思っている選択はリアルに考えられるものでしょうか。
空想したり夢を考えるのは楽しいことですが、「お金が手に入ったら」とか「もっとラッキーだったら」など前提があることも多いでしょう。カップの7正位置にはこのような地に足のついていないような願望を表すのです。選択肢が多すぎて現実的に考えられていないこともあるでしょう。まだ願っていることへの準備があなたにはできていない可能性があります。または願望の責任を負うことへの躊躇があるのかもしれません。
カップの7正位置が出てきたときには、選択肢を幻想や夢に期待するだけではなく、現実に向かって動き出すときです。どんな物事にもいい面と大変な面があります。それを受け入れて何を選ぶべきか、いずれのゴールへたどり着くにも何をするべきかを考えることが重要です。