うつ病でも幸せになる方法とは？肉体的・精神的な10の症状と乗り越える10の方法をうつ病を経験した筆者がご紹介します

うつ病の患者数は年々増加傾向にあると言われています。うつ病による激しい気分の落ち込みから日常生活が困難になり、「このままでは幸せになれないかも」と未来に希望を抱けなくなる人も多いでしょう。この記事ではうつ病を経験し克服した筆者が、うつ病によくある精神的・肉体的な10の症状と、うつ病でも幸せになる10の方法を行動編・考え方編に分けてご紹介します。

この記事の目次

うつ病とは

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うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下などの精神症状の他、睡眠障害や食欲の減退などの身体的症状も見られる精神疾患のこと。うつ病の患者数は年々増加傾向にあり、ストレスの多い現代社会においては「心の風邪」とも例えられるほどメジャーな病気になってきました。

うつ病が起こるメカニズムに関しては、まだはっきりとしたことは分かっていません。しかし一説では、うつ病に見られる気分の変調は、脳の神経伝達物質のバランスの乱れから起こるものと言われています。

原因1：性格・ストレスの多い環境が引き金に

現代ではうつ病にかかりやすい性格やストレスの多い環境が組み合わされ、脳の神経伝達物質のバランスが崩れた結果として、うつ病が発症すると考えるのが一般的です。

責任感が強く生真面目な人はうつ病にかかりやすい性格と言われていますが、うつ病の発症には環境によるストレスも大きく関わっています。うつ病の原因となる環境的ストレスは、いじめや過労、失恋や死別といった悲しい出来事の他、引っ越しや就職、結婚など嬉しい環境の変化によってももたらされるようです。

原因2：気温や気候の変化によるストレスも

また季節型うつのように気温や気候の変化によるストレスがうつ病の原因になる場合もあります。うつ病にかかった人に是非覚えておいていただきたいのは、何らかのストレスから逃れることができない現代社会において、うつ病は誰しもかかる可能性のある病気だということです。

うつ病によく見られる症状5選【精神編】

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うつ病の具体的な症状について、詳しく知らないという人も多いでしょう。ここではまず、うつ病にかかった人の多くが経験する精神的な症状について、代表的なものを5つご紹介していきます。うつ病の症状は人によって違いがあり、全ての人に必ずあてはまるわけではありません。しかし、次のような症状が続く場合は、「うつ病かも？」と疑ってみる必要があるでしょう。

その1.気分の落ち込みが続く

気分の落ち込み・抑うつと言われる症状は、うつ病の主訴をも言える症状です。誰しも嫌なことがあった時には、しばらく気分が落ち込んで何も手に付かなくなることはあるでしょう。しかし、うつ病の症状として見られる気分の落ち込みは、長期にわたって続くことが特徴です。

うつ病による気分の落ち込みには、これと言った理由が思い当たらないこともよくあります。「理由もなく悲しい」「なんだか落ち込んだ気分が続く」という場合は、うつ病の可能性を疑ってみる必要があるでしょう。

その2.不安や焦りにさいなまれる

うつ病による精神的症状の代表的なものとして、不安や焦りにさいなまれるというものもあります。現状の自分自身や環境に強い不安を覚え、「このままではいけない」という焦りの気持ちが強くなるのです。

うつ病の症状として起こる不安や焦りには、具体的な理由や根拠が思い当たらない場合もよくあります。そのため漠然とした不安や焦りはあるものの、具体的にはどう対処したら良いのか分からなくなることが多いのです。こうした不安や焦りは、現状の自分自身に対する自己嫌悪や自暴自棄な感情を引き起こしてしまうこともあります。

その3.死にたい・消えてしまいたいと感じる

「死にたい」「消えてしまいたい」といった感情が湧きおこるのも、うつ病における精神的な症状の代表的なものです。健康な状態では、人は理由もなく「死にたい」と考えることはありません。しかしうつ病にかかると、激しい気分の落ち込みや不安感から、「自分は生きていても仕方がない」という悲観的な感情が引き起こされてしまうのです。

うつ病が悪化すると、実際に自殺を図ってしまう例もよくあります。自殺を考えてしまったり、自殺したい衝動を抑えられなくなる場合は、自殺を止めるための周りのサポートが必要になる場合もあるでしょう。

その4.全てが億劫に感じる

うつ病にかかると、それまでは苦もなくこなしてきたことが億劫に感じるようになってしまいます。仕事や勉強などやるべきことができなくなるだけでなく、家事や日常の生活行動までもが面倒に感じてしまうようになるのです。誰しも「何もやる気が起こらない」と感じる時はありますが、うつ病の症状として感じる億劫さは、通常の生活を営んでいくことができなくなるほどのもの。

うつ病にかかった人の中には、家事が億劫に感じるために部屋が荒れ放題になってしまったり、お風呂に入ることができなくなったりする人もいます。また、人付き合いも億劫に感じてしまうため、家に引きこもって誰にも会わない状態が続くことにもなるのです。

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