祟り神とは？元は何？日本三大怨霊の正体や祟り神を祀っている神社などを稲荷神をお祀りしている筆者が解説

ご利益は？【悪縁切り】

崇徳天皇のご利益は、ずばり悪縁切りと祟り除けです。悪縁は人と人ばかりではありません。色々な物や事に対しての悪縁を切りたい人も参拝に行くと良いでしょう。お酒との縁を切りたい人、ギャンブルとの縁を切りたい人、たばことの縁を切りたい人等など、悪縁を切りたいことがある方は、崇徳天皇にお力をお借りしてみてください。

自分でも意思を強く持って動くことを忘れずに。

三大怨霊その3：意外と知らない？元は祟り神「菅原道真」

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菅原道真は平安時代中期の学者であり政治家でもありました。代々学者の家に生まれ、学問の超エリート家庭。言わずと知れた学問の神様となるのもうなずけます。しかしその道真公が元は祟り神だったと言うのは、意外と知らない方が多いのではないでしょうか。

そんな有名な道真公がどうして祟り神と言われるようになったのかを、これから解説して行きましょう。

なぜ菅原道真は怨霊となった？

藤原氏が仕切ってきた平安時代。藤原氏が嫌いな天皇が即位します。それが宇多天皇。道真は宇多天皇に寵愛され、藤原氏に一石を投じる手段として道真を政治に登用します。道真は才気を発揮し、藤原氏等の有力貴族の優遇を止めたり、農民の為になることを率先して政治活動を行いました。

それを気に入らないのは藤原氏です。宇多天皇の代が終わり、息子の醍醐に譲位されることになった時、藤原氏は道真を失脚させる為に動き出します。チャンスと見た藤原氏は、道真が醍醐の弟の斉世親王を即位させようと企んでいると忠告。この言葉を信じた醍醐は道真を九州の大宰府に左遷します。その2年後、道真は無念の中で死去。

後に道真の弟子で失脚に加担した藤原菅根が雷に打たれ死亡。宮中などに不幸が相次いだり、洪水、長雨、干ばつ、伝染病等が相次いだ為、道真の呪いと噂するようになり、怨霊と言われるようになったのでしょう。