タロット占い占い

タロットカードのペンタクル4が持つ意味とは?正位置・逆位置の意味をスピリチュアリストの筆者が解説

タロット占いでは展開しているカードの全体的な像や背景から示されている意味を読み解くことができます。そのカードの中で「ペンタクル4」にはどのような意味が込められているのでしょうか?今記事では、ペンタクル4の全体的な意味や世界観などについて、スピリチュアリストの筆者が解説します。

ペンタクル4の基本的な意味

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まずは、ペンタクル4のタロットカードの基本的な意味について見ていきましょう。ペンタクル4は、「堅実な行動」「慎重な行動」「所有願望」「保守的な対応」という意味があります。このカードでは、「定めた目標に対して堅実なスタンスで臨んだり、慎重に行動していくことが成功を導いていく」ということを示しているのです。また、このカードが示めされた人は所有する願望が強く損失や面倒を激しく嫌う傾向も見られるでしょう。

そのため「堅実で打算的な判断」という意味も持ち合わせていると言ってもいいかもしれません。特定の物・人に対するこだわりが強いため、利益重視で物事を考える面がある一方で、ボランティア精神に欠けている点が特徴でしょう。

ペンタクル4の世界観

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ここからペンタクル4の世界観について進めていきます。どのような世界観が広がっているのでしょうか?

1.赤い服の男性と金貨

ペンタクル4を見ると、赤い服を着ている男性が足元や両手・頭に被っている王冠の上に、4つの金貨(ペンタクル)があることが分かりますね。これはまさにペンタクルが自分の所有物であることを強く主張しているように見えてくるかと思います。男性の背後には、活気に溢れた街並みが広がっているにも関わらず、まっすぐ真正面を見ており腰をどっしりと石のベンチに落として座っている。

この姿を見ていると、その場所から「絶対に動かない」という強い意思が見て取れるでしょう。その意思の強さは頑なな姿勢さえ伺えます。しかし、元々金貨は必要なものを手に入れるために使用されるもの。必死に貯め込んでいくだけでは、金貨本来の価値を活かすことができません。そのためタロット占いでペンタクル4が出てきた場合、占いの対象者は1人で財産を所有しようとしているのだと考えられるのです。

2.堅実と安定性

ペンタクル(金貨)は、お金だけでなく「物質」「現実的な考え方」「堅実な行動」を表しており、「地」のエレメントの部類に入ります。「4」は「東西南北」「四角形」で示されており、世界を創造する数字で「安定性」を意味しているのです。ペンタクル4は、男性が4つのペンタクル(金貨)をしっかりと抱え抱えていることから、お金や物質面などリアルなこの現実世界で手にした収穫をしっかり貯め込んで、安定を望んでいる気持ちが強く出ているのかもしれません。

3.停滞の先に物質の循環

男性の背景を見ると、全体的にグレーで占められていることが分かりますね。しかし、これは物事の状態が良い状態なのか、悪い状況にあるのか明確ではありません。別の観点で眺めてみると白黒かハッキリしていないため、物事の状況が発展段階にあると解釈することができるのです。ペンタクル4では、金貨をしっかりと抱え込んでいる男性によって、お金や物質という豊かさがそこに留まっているのですが、将来的にはこれらの豊かさが世の中に循環していき、大きく成長して増えていくことが暗示されていると見られます。

ペンタクル4の正位置の解釈の仕方

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タロットは向きが正位置・逆位置によっても、カードが示す意味が違ってきます。そこでまずペンタクル4の正位置が示す意味について解説していきましょう。

1.全体:現状維持

ペンタクル4の正位置の全体像を眺めてみると、「現状維持」という意味で解釈することができます。まさに「守りの姿勢で現状を維持していきたい」という気持ちが如実に現れていると言ってもいいでしょう。安定した生活の環境下ですべてのことにおいて、冒険をすることは好んでいません。しっかりと堅実に行動しようとしていることが見て取れるのです。これまで努力して手にしてきた地位や知識・お金などを失わないように慎重になっている情状態。また周りからプレゼントされることにも恵まれている暗示がありますね。

自分が持っているものを守ることはとても大切なことですが、そのレベルがあまりにも強すぎると、周りとの交流を避けたり、本当に必要なものにお金は使えないために、所有する欲求が強い我欲に変わってしまう恐れがあるでしょう。そのためバランスを見極めることを意識しなくてはなりません。

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