神様を見てはいけない?古代より伝わる3つの言い伝えと意味を神道に詳しい筆者が解説!
菅原道真
平安時代中期に活躍した、政治家兼学者。出世が貴族の嫉妬を集め、藤原時平によって無実の罪を着せられて左遷されてしまい、京都から追い出された先で落命。それ以降、都に天変地異を起こしたり、藤原氏一族を薄命にしたりする災いを巻き起こす。やがて北野天満宮や太宰府天満宮が建立され、祀られることで学問の神様となった。
平将門
平安時代中期に関東で活躍した武士。都で天皇に仕えて武士として名を上げるも、自らを新皇と名乗って反乱を起こし、朝廷によって倒される。その後将門の首は日本史上最初のさらし首となり、形を長期間保ったり、話したりして人々に恐怖を与えた。やがて将門の首は胴体を求めて東国へ飛んでいる途中に落ち、その場で塚が築かれ、神として祀られることで鎮まった。
崇徳天皇
平安時代末期に5歳という若さで即位。しかし、父親である鳥羽上皇が政治の実権を握り、さらには鳥羽上皇の実の息子ではないという噂から上皇となった後も政治に関わることが許されず。やがて崇徳天皇は弟の後白河天皇から権力を奪おうと武力行使し、流罪となり落命。亡くなる前に「日本一の大魔縁になる」と近い、髪と爪を切らない禍々しい姿で亡くなった。そして白河天皇の周囲に災いが起こるようになり、崇徳天皇の怨霊は鎮魂のために神様として祀られる。
日本の神様の正体はさまざま!ランクもある?
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日本の神様は『八百万の神』であり、その正体や由来はさまざまです。ランクのように位も存在し、神様によってご利益の種類があるとも考えられています。ランクというと不敬な感じもするかもしれませんが、実際に日本の神様の力や存在には差があるのです。しかし、ランクが低いからといって神様への敬う気持ちを少なくする、丁重さに欠ける扱いをする、というのは御法度。どんな神様であっても、人々に慈悲と加護を与えてくれる尊い存在であることには変わりありません。
日本で1番強い神様は誰?天照大神が最強とされる
日本で1番強い、最上位の神様は天照大神(あまてらすおおみかみ)だとされています。太陽の神格化であり、天上の世界を収める最高責任者です。日本国民全員の総氏神様でもあるため、日本人であれば誰もが慈悲と加護を受けていると考えて良いでしょう。さらに天照大神は、皇室の租神(そしん)としても知られています。日本に代々存在している天皇家の人々の祖先でもあるのです。私たち日本人にとってとても親しみがあり、最高位の霊格が高い神様であることがよくわかりますね。
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天照大御神とはどんな神様?わかりやすくいうと「太陽の神様」
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天照大御神とは、簡単にいえば「太陽の神様」です。日本国を作ったとされるイザナギの左目から誕生した神様であり、日本の最高位の神様として全国各所で祀られています。日本国民のあらゆる願いを聞き、成就へ導く力の強い神様でもあるのです。
天照大御神は伊勢神宮の内宮で祀られている
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天照大御神は伊勢神宮の内宮に祀られており、そのことから伊勢神宮は別格の神宮として特別視されています。日本書紀によると、天照大御神本人が「京都から離れていても美しい伊勢の国にいたい」と告げたことにより、天照大御神は伊勢神宮の主祭神となったそうです。
天照大御神がついてる人がいる?
天照大御神は日本国民全員の総氏神ですが、その中でも特に天照大御神の力を強く受ける人間がいます。天照大御神を祀っている神社をこまめに参拝している人や、天照大御神に関する祝詞をあげている人などは、天照大御神の力を味方につけられるそうです。