天涯孤独で友達もいない?孤独との6つの向き合い方を心理学を学んだ筆者が解説! – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
人生の悩み

天涯孤独で友達もいない?孤独との6つの向き合い方を心理学を学んだ筆者が解説!

3:孤独感の正体を分析してみる

抱えている孤独感が、一体何から生まれているのかを分析してみるのもおすすめです。人と会えないから、友人がいないから、家族がいないから、誰かと遊びたいと思っているから、などさまざまな理由によって孤独感が生まれますよね。しかし孤独感は、ずっと抱えているとその原因が曖昧になりがち。しっかり孤独と向き合うなら、原因を明らかにしなくてはなりません。

まずは時間をとって、孤独の原因を考えてみましょう。紙やスマホのメモに書き出して、頭を整理してみるのも良いかもしれません。孤独の原因は複雑になりがちですが、自分に嘘をつかずに細かく解き解いていけば、自分なりに原因を突き止めることができるはずです。原因が明らかになれば孤独の種類が明確になり、その気になれば対処法も考えられるでしょう。

4:体を動かす習慣を身に付けてみる

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とてもシンプルな方法ですが、体を動かすことは心身に良い影響をもたらします。原因がわからない孤独感や虚無感、体の倦怠感などは、運動不足や自律神経の乱れが原因であることも少なくありません。そんな場合は、適度な運動が有効な対処法になります。

散歩やジョギングをしたり、ストレッチをしたりと、簡単でハードルの低い運動からぜひ始めてください。どうしても運動する気が起きないという場合は、少し遠出することから始めるのもおすすめです。長距離の移動でたくさん歩いたり、新しい景色を見たりすることで、心身をリフレッシュできますよ。

孤独感で弱っていてそれどころではないという人は、もっとハードルを低くしてみましょう。特におすすめなのは、瞑想やサウナです。じっとしていても心や体を浄化する、広い意味で人生の運動といえる行動を自分のできる範囲で試してみてください。運動しなきゃいけない、孤独を緩和しなくてはいけない、という気持ちは持たないでくださいね。

5:孤独を敵対視しないでみる

孤独を感じていて、それをストレスに思っている場合は、孤独を敵だと認識している場合がほとんど。孤独が絶対的な悪で、自分を蝕むものだと考えているため、孤独にストレスを感じてしまうのです。いきなりは難しいかもしれませんが、まずは孤独が敵ではないと考えてみると、孤独に対するストレスは緩和します。

もちろん過度な孤独は心を蝕む不健康なものです。そのため、天涯孤独であったとしても、他人と会う機会は適度に確保すると良いでしょう。そして残った孤独は、自分の心や将来とじっくり向き合う空白だと考えてみてください。適度な孤独は、自分を落とすものではなく自分を向上させるための余裕なのです。孤独感のバランスが難しいかもしれませんが、少しずつ向き合う意識を変えてみてくださいね。

6:ものづくりや自分の整理を丁寧に行う

孤独感を強く感じている場合は、時間を有効利用できず持て余していることが多いのです。そのため、持て余した時間で物を作ったり、自分を整理したりしてみましょう。作曲や作詞、小説、コラム、手芸、彫刻作りなど、自分を思い切り表現できることをする時間を過ごしてみてください。

自分の整理に関しては、自分の感情や考えを整理することから始めます。自分の抱えている問題や悩みを書き出して、生活を好転させるプランを練ってみるのもおすすめです。また、SNSを利用することが多い人は、デジタル上で自分を整理するのも良いかもしれません。自分の投稿やフォローを整理して、身の回りの関係を見えやすくしてみましょう。

7:人生がコントロールできるものであることを再確認する

天涯孤独な状況や孤独感は、コントロールできない人生に対する不満が原因で発生することもあります。「何も上手くいかない」「自分は無力である」というさまざまな不安が人を遠ざけ、自分をどんどん孤独へ追いやってしまうのです。人生に余裕がなく常に一杯一杯で、人間関係を良好に築けなくなってしまうことも多いでしょう。

そのため、まずは「人生はコントロールできる」という普遍的な事実を思い出してみてください。すぐに自由自在に状況を好転させることはできませんが、自分の意識や行動を少し変えるだけでも、コントロール能力は戻ってきます。小さな悩みを解消したり、小さな成功体験を重ねたりして、人生をコントロールする感覚を取り戻していきましょう。

8:インプットを意識した生活を送ってみる

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天涯孤独で孤独感に苛まれている場合は、たくさんの情報をインプットする習慣を身に付けてみるのもおすすめです。本・漫画・アニメ・映画・音楽・絵画など、さまざまな情報をどんどんインプットしてみましょう。自分の内面を成長させることを意識して、有益な情報を蓄えていくのです。

興味が少しでも湧いたものは、しっかり調べて自分の趣味や考えの中に取り込んでみてください。インプットされたたくさんの情報は私たちの思考を柔軟にし、視野を広げてくれます。孤独にフォーカスするだけの人生でなく、さまざまなことを多面的に分析できる目と考えを手に入れましょう。

インプットを繰り返していると自分の中の創作意欲や感受性が膨らみ、孤独以外のことに意識を向けやすくなるのも嬉しいポイント。そして太宰治の小説「正義と微笑」でも語られているように、学び続けることは自分の人格を完成させることにもつながります。さまざまな知識や感情が複雑につながった豊かな意識を築くことが大切なのです。

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