1.パワハラの対処法:人事・コンプライアンス部門に相談する
パワハラ問題に対処するには、人事部門やコンプライアンス部門に相談することです。一定規模の企業では人事部門・コンプライアンス部門があるので、社内の担当部署に相談することを考えるべき。万が一、社内に窓口がない場合や企業が相談に乗ってくれない場合は、都道府県の労働基準監督署に相談するようにした方がいいでしょう。ここで覚えておくことは、相談する前に具体的な状況を説明できることやどのようなことがあったのか証拠を準備しておくこと。
特に証拠がなければ解決が難しくなってしまうので、問題となるメールや病院の診断書、パワハラの録音記録などを用意しておくようにしておきましょう。
2.モラハラの対処法:相手と距離を置くこと
モラハラを対処するためには、まず加害者と距離を置くことが大切です。加害者は本人が加害者である意識が低いため、それを自覚させるとは難しいもの。そのため一定の距離を置くことを意識してください。そして、第三者を交えて話し合いの機会を作るようにしましょう。尚、パワハラの対処と同じように人事・コンプライアンス部門に相談することも忘れないでください。
家庭の中でモラハラが起こっている場合は、被害者が証拠を残して弁護士などに相談することが大切です。
筆者の体験:相手がいるときはひたすら距離を置くしかなった
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筆者も入社してから間もない頃、上司からのパワハラを受けた経験があります。当時はまだパワハラ・モラハラという概念がなく、上司から罵倒されることが当たり前でした。私だけでなく同僚も同じような経験をしていたのですが、相談できる相手がいなかったのです。今では信じられないことですが、まさにブラック企業の典型のような環境。そのため上司とはひたすら距離を置くしかありませんでした。
今ではこれらの問題に対して会社側も神経質になっているので、ちょっとした発言でも即問題になるほど。 役員レベルでパワハラ・モラハラに関する問題に神経を尖らせているので、昔のようなことはほとんどありませんが、本当にあってはならないことだと思います。
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パワハラやモラハラを受けた時は公共の機関や頼れる人に相談しましょう
パワハラやモラハラについては、社会的な問題として注目されるようになったため、企業側もしっかりと対処するようになってきています。それでもこれらの問題が根絶することができていないのが実情です。もし、これらの行為を受けた時は公共機関や頼れる人に相談するようにしていきましょう。