スピリチュアル見えない力

冬至には何が起きる?陰のエネルギーが強い?秘められた5つの意味をスピリチュアルに詳しい筆者が解説!

柚子湯に入る

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冬至に柚子湯に入る習慣は江戸時代に生まれたと言われています。冬至と湯治(とうじ)、柚子湯と融通(ゆうずう)をかけて、「柚子湯に入って体の融通を効かせよう」という銭湯屋さんのキャンペーンがことの始まりだそうです。江戸時代では命に関わり得る風邪や体調不良を予防するために生まれた健康習慣であり、現在にも引き継がれています。

実際に柚子湯の効果は高く、柚子に含まれるビタミンCによる美肌効果・柑橘の爽やかな香りによるリラックス効果・精油成分による血行促進効果、などが期待できますよ。気分も体も温まる素晴らしい入浴方法です。柚子を買ったらよく洗って丸ごと、もしくは半分に切ったり輪切りにしたりして湯船に浮かべましょう。果汁を絞って入れたり、皮だけを入れるような一手間を加えるのもおすすめです。

冬至の七種(ななくさ)を積極的に食べる

冬至には、積極的に食べた方が健康的で開運効果が期待できる食べ物があります。それらは「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれ、発祥の時期や地域は不明ですが陰の力や寒さの極まる冬至を乗り越えるために、体に力を授けてくれる食べ物として古くから親しまれてきました。闇の世界が現世に近付き、死の気配を感じやすくなるため、パワーのある食べ物に頼るのが良いとされてきたのです。

七種に該当する食べ物は、南瓜(かぼちゃ)・蓮根(れんこん)・人参(にんじん)・金柑(きんかん)・銀杏(ぎんなん)・寒天(かんてん)・饂飩(うんどん・うどんのこと)の7つ。全て「ん」で終わる食べ物であり、これは「運」を重ねて運気を上昇させるためや、「いろはにほへと」の最後の言葉である「ん」で締め括られる食べ物には力があると信じられているからだと言われています。各種をバランス良く食べるのがおすすめです。

冬至の七種とおすすめのメニュー
冬至は体がデリケートで、心もナイーブになりがち。調味料をふんだんに使うような味の濃い料理よりも、穏やかで心身に優しい味付けの料理を楽しむのがおすすめです。
・南瓜(かぼちゃ):煮付け・天ぷら・素揚げ・蒸し野菜
・蓮根(れんこん):炒め物・煮浸し・天ぷら・きんぴら
・人参(にんじん)
:煮物・サラダ・きんぴら・蒸し野菜
・金柑(きんかん)
:甘露煮・なます・ジャム・コンポート
・銀杏(ぎんなん)
:炊き込みご飯・茶碗蒸し・素揚げ・味噌汁
・寒天(かんてん)
:サラダ寒天・デザート寒天・寒天寄せ・麺料理
・饂飩(うんどん・うどん)
:鍋・かけうどん・ざるうどん・卵とじ

デトックスを意識する

陰の力が強まり、心身にデトックス効果がもたらされる冬至には、積極的にデトックスを行うのが良いとも言われています。自然に働くデトックス効果を後押しするような行動を起こせば、心身はより浄化されて清らかになるのです。自分でできるデトックスとしては、ものを増やすショッピングは控えて、部屋の不要なものを捨てる断捨離、汗を流して体の垢や不純物を落とす入浴やサウナ、利尿作用や排便を促す作用のある食べ物やデトックスウォーターの摂取などがおすすめ。

自分の内側と外側をリフレッシュする気持ちで過ごしてみましょう。運気やオーラが浄化され、体調や自分を取り囲む状況が好転するはずです。

具体的な夢の実現の準備をする

冬至には内省的な力が働き、自分の内面を見つめることで、本当に自分が望んでいることや叶えたいと思っている夢が見えてきます。そして冬至を超えると陽の力の回復により運気やエネルギーが上昇するため、願いが叶いやすくなるのです。このタイミングを利用しない手はありませんよね。まずは自分の内面、深層心理をよく確認して、素直に夢を言語化してみましょう。そしてその夢を叶えるために必要な情報を集め、具体的な準備をしてみるのです。

この小さな一歩が冬至のタイミングに集約されるパワーの後押しを受けて、私たちの夢を叶えてくれるでしょう。

いつもより健康的な生活を意識する

陰と陽のパワーバランスの変化や寒さ、日照時間の短さなどによって、冬至にはさまざまな体調不良が引き起こされやすくなります。そのため、いつも以上に心身をケアし、健康的な生活を心がけることが大切。良質な食事や睡眠、ストレッチなどを意識して生活に取り入れましょう。特に睡眠の質は重視する必要があり、寝具や照明、肌触りや着心地に優れたパジャマなどにこだわってリラックスした夜を過ごすのがおすすめです。

スマホやパソコンからは距離を置いてデジタルデトックスを行うのも良いでしょう。何よりも心身を休めることに重点をおくと、心地よく今後の生活にも好影響を与える冬至を過ごせます。

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