スピリチュアル見えない力霊・霊感

天使は本当にいる?天使が存在する6つの理由・根拠や伝承をスピリチュアルに詳しい筆者が解説!

3:神様の意志を伝える

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神様によって人間よりも先に創造された天使は、神様と人間を繋ぐメッセンジャーとしても活躍しています。神話であればマリア様の「受胎告知」やジャンヌ・ダルクへのお告げなどが有名です。多くの伝説や歴史的事件は、天使のお告げがきっかけとなっています。

天使は神様の意志を人間へと伝え、世界を正しく導くのが仕事なのです。聖書や逸話に残っているように、そのお告げは時として残酷な結末を迎えることもありますが、それは神様の意志であり、正しいとされる結果。その結果を受けて、世界はより良い方向へ導かれると信じられています。

4:人生を高次の力でサポートする

天使の中には「守護天使」という天使が存在し、人間の1人1人についてその存在を守っています。その人の誕生から逝去までを見守り、応援してくれる存在です。私たちの夢や意志を高次の力でサポートし、時として救いをもたらします。

一方で守護天使は、積極的に人間の人生に干渉することはありません。つまり、自主的に人間の困難を救ったり、導いたりすることはないということです。その働きはあくまで人間が道を踏み外さないように見守り、救いを求められた時に手を貸す程度だと言われています。

5:奇跡を起こす

天使の中には「力天使」と呼ばれる奇跡を起こす力を持った天使がいて、人間に必要な奇跡を与えると言われています。自然の法則も自在に操れるため、人間界で起こる奇跡的な現象は力天使によるものだと考えられているのです。

力天使は困難に立ち向かう清らかな人間に助けとなる知恵や奇跡を与え、その人間に潜む力を開花させます。過不足のない奇跡で人間を導き、世界のバランスを保っているのです。私たちが正しく生きたり、清らかな思考を持つきっかけとなるような偶然は、力天使による奇跡だと解釈できます。

6:人間に罰を与える

天使は私たち人間を導き、救いを与えてくれる存在ですが、時には神様の意志に従って人間を罰することもあります。神様が人間の成長に必要だと考えた罰を、天使が人間界で執行するのです。

つまり、天使は私たち人間を甘やかすような存在ではありません。人間が正しい道を歩み清らかな思考を持って生涯を全うできるようにサポートする高次の存在です。救いだけを期待して天使を神格化するような思考は、聖書や逸話に残る本来の天使の姿からはかけ離れていると言えます。

天使の種類とその役目

ここからは、細分化されている天使の種類、そしてそれぞれの役割を紹介していきます。各天使の特徴や性格なども解説していくので、天使をより詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。

熾天使(セラフィム):最高位の天使

天使の中で最も力があり、位の高い天使は「熾天使(セラフィム)」です。6枚の翼を持ち、手足がなく顔だけの姿をしています。私たちが絵画で見ている人間に翼が生えた姿とはかけ離れているのが特徴です。

そんな熾天使は9階級に分かれる天使の中で神様に最も近い、または神様との力を持つ天使だと伝えられています。神様への愛情で体が燃えているため、「熾」という呼び名が付いているそうです。宗教画ではその炎を表すために、赤い翼や赤い顔で描かれることも少なくありません。

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