嫌われているのは思い込みや勘違いの可能性もある
相手の些細な態度から、これは嫌われているサインかも、と感じ取るのは自分の内面が関係します。落ち込んでいるとき、人間不信になっているとき、人は必要以上に敏感になっているのです。
挨拶が返ってこなかったのは、相手の喉の調子が悪かったのかもしれません。手助けしてくれなかったのは、相手も忙しかったからかもしれません。態度が冷たく感じたのは、自分も同じような態度だったのかもしれません。
相手の気持ちを想像するとき、人は自分の内面を映します。自分に後ろめたいことがあるときは、相手に対しても疑いの目を向けてしまいがち。嫌われたかも、と感じたときは、一度自分を振り返ってみましょう。
嫌われていると気づいたときの対処法
その人の態度が自分に接するときだけ明らかに違う。どう考えても自分が嫌われている、と気づいたとき、どうすればいいか考えていきましょう。自分だけで対処できるならやってみて、無理なら他の方法を探ります。
その1. 普通に接する
嫌われていると気づいても、特に態度を変えることなく普通に接するのです。自分の中に原因が見当たらず、相手が一方的に嫌ってきているなら、それで構わないでしょう。変に気を遣うと相手が図に乗って、ますます態度を厳しくするかもしれません。
職場での付き合いで、業務に影響がないのなら、できるだけ今まで通りの態度を貫いてください。個人的な好悪は、ビジネスの場では出すべきではありません。
その2. 仕事に集中する
嫌われたことが気になって仕事が手につかないのは困りものです。よほど嫌がらせをされたり、業務を邪魔してきたりしない限りは、無視しておいていいでしょう。
自分のやるべきことをやり、仕事に集中するのがいちばんです。あなたがきちんと仕事をこなしていれば、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
その3. 第三者に相談する
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嫌われていることにより、その人の行為で業務に支障が出るなら上司に相談しましょう。大事な社内連絡をもらえなかったり、会議のスケジュールを教えられなかったりというのは困ります。
上司から注意してもらうか、または同僚を味方につけて、フォローしてもらえるようにしてください。自分一人で抱え込まないことです。
その4. 直せるところは直す
嫌われる原因に心当たりがあるなら、直す努力をしましょう。時間のルーズさや余計なおしゃべりなどは、意識すればある程度改善できるはずです。
自分の言動を直すことは、嫌われた相手だけでなく、自分にも周りにも、良い影響が出るはず。嫌われても関係ない、我が道を行く、という人よりも、日々努力して自分を磨く人のほうが、好かれることが多いでしょう。