知能2.論理的・科学的思考に関する論理数学的知能
論理的・科学的知能は、ものごとを論理的に分析したり科学的に考えることが出来る能力。学校のテストでいえば「数学」や「理科」といった理系の科目に関係してくるもの。
人に説明するときにデータを用いて説明していく人や、何かをマニアックに分析するのが好きな人は論理数学的知能が高いのかもしれませんね。
知能3.音楽の演奏や鑑賞のスキルに関する音楽的知能
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続きましては「芸術」に関係してくる知能になります。音楽的知能は、音楽の演奏や作曲や鑑賞するときに知能が高いとセンスが発揮されるというものです。
知能の提唱者ハワード・ガードナーによりますと、音楽的知能は「言語的知能とほとんど対応している」とのこと。確かに、音楽鑑賞したり譜面を読むときにも作品のメッセージを言語化して理解する感受性の強さも必要ですから、言語的知能が関係するのでしょう。
知能4.からだを使う能力に関する身体運動的知能
身体運動的知能はわかりやすいですよね。体全体や身体部位を使う能力です。
この知能が高ければダンサーやスポーツ選手として能力を発揮しやすいでしょう。ハワード・ガードナーによりますと「この種の知能は工芸家や外科医、機材を扱う機械工、技術面の専門職にも重要」とのこと。運動神経がよいですとか、小さいころから手先が器用だったりする人はこの知能に恵まれているのかも。
知能5.ひろい空間を認識できる空間的知能
空間的知能とは、広い空間のパターンを認識したり、操ったりすることが出来て航海士やパイロットに必要な能力。距離感や方向感覚を知覚できる能力が高いとこういった仕事で能力を発揮できそうですね!
建物の中や山の中で迷わないでいられたり、車の車庫入れが得意な人も該当するのではないでしょうか。
知能6.コミュニケーションに関する対人的知能
対人的知能は他人の意図や動機付け欲求を理解して、ほかの人とうまくやっていくことが出来る能力。協調性が求められるようなチーム制の仕事や何かの活動をする機会がある人は、この能力が長けていると便利ですよね。
人と接することが好きだったり集団の中でも周りの人と上手くやっていける人は、対人的知能が高いといえるでしょう。
知能7.自分を理解する内省的知能
内省的知能は自分自身を理解する能力。自己理解の能力が高いと自分自身を客観視することが出来て、自分自身の欲求や恐怖、不安といったものに対してネガティブに反応することなく上手に折り合うことが出来ます。
知能として認識されづらく学校成績に影響はしませんが、心地よい感情生活を送るためにはこの能力はあったほうがよいでしょう。
多重知能:合わせ技の知能で深みのある自分を表現
ハワード・ガードナーによると、人はこれまでご紹介してきた知能を複数もっており知能を自分なりの方法で組み合わせて活用することもできるといいます。どのようなものがあるのか想像するだけでも楽しそうです。例をあげてみたいと思います。
・「内省的知能」+「言語的知能」=自分の深い部分と向き合うアドバイスが出きる執筆者
・「音楽的知能」+「対人的知能」=音楽の世界を楽しむことを人に伝える音楽教師
・「身体運動的知能」+「空間的知能」=身振り手振りで豊かな空間を創造するパントマイマー
自分らしさを見つけていかす3つの方法
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自分らしさにつながるさまざまな知能。これからは「自分の知能」を見つけて「自分らしさをいかす」ための3つの方法をお伝えします。
方法1.子供のころ夢中になっていたものを思い出す
子供のころ、何に夢中になっていましたか?どのような様子でしたか?
例えば筆者はど田舎で育ったので、木登りやターザンごっこが遊びの定番。お転婆で体が動かすことが好きでした。またお出かけ先の店内ではノリのよい曲に合わせてお尻を振って踊るような子供でした。ダンスが向いているという性質は子供のころから現れていました。
子供時代の自分から知能のヒントを見つけてみるのはいかがでしょう?
方法2.興味をもったことを試してみる
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なんとなく「やってみたいな」ということはありませんか?行動してみましたか?
人の話をきいて「面白そうだな」と思ったこと、ふと目にした習い事でもよいです。これをやって人生何の役に立つの?これをやったら人にどう評価されるだろう?…そのような視点はわきに置き、心が動くものが少しでもあるのなら。素直な気持ちで行動をおこしてみましょう。
そこに自分らしさにつながる何かがあるかもしれません。
方法3.自分らしさはこれだということを信じる
あなたはこれまで何に対して心が躍りましたか?それは何故ですか?
他人からみて主観で「それってあなたらしいね」と言われることがあるかもしれません。でもそれは相手があなたの表面的な部分をみて勝手にいだくイメージだったり「あなたにこうであってほしい」という願望が入っていることも。
自分らしさとは自分にしかわかりません。他人から言われた感想やイメージを排除して自分を見つめてみることをおすすめしますよ。