その1. 感情的にならない
部下の前で感情的になるのはやめましょう。上司も人間ですから、腹の立つことや悔しいこともあるでしょう。しかし、それを部下に見せてはいけません。
表に感情を出しすぎると、部下はいつも上司の顔色をうかがうことになります。機嫌の良さそうなときしか話しかけてこなくなり、部下の本心を聞き出すことができなくなるのです。
その2. 個人的な利益を求めない
自分の個人的な利益を上げるためだけに動いてはいけません。あくまでもチームの、引いては会社の利益を上げるために動くことで、結果として個人の評価が上がるのです。
得意先から有益な情報を得たら、自分で動くのではなく信頼できる部下にまわしてください。新たな人脈を得たら、社内で共有しましょう。そうすることで、一層頼りにされる上司となるのです。
その3. 自分自身が成長し続ける
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上司という立場にあっても常に学びを忘れず、成長し続けることが大切です。その学びの姿勢は部下も見ていますし、刺激となるでしょう。
役職につけば安泰とかまけていれば、簡単に追いつき、追い越されていきます。上司はいつまでも憧れられる背中を見せていなければいけません。死ぬまで成長の心づもりで、勉強を続けてください。
良い上司は良い部下を生む
良い上司とは、良い部下を育てる人です。上司と部下との関係はWin-Winでなければいけません。仕事のできる上司とは、自らがプレイヤーである前に、部下を動かす力がある人です。
上司が最も評価されるのは、チームで結果を出したときでしょう。それには部下の力が絶対に必要であり、どちらかだけが力を持っていても、チームとしての結果は出ません。良い部下を持ったから良い結果が出たのではなく、上司が良い部下に育てたのです。
良い上司であろうとするならば、冷静で、理性的に部下を見守ってください。頼られたときには、きちんとフィードバックできる力をつけておきましょう。理想を高く持ち、生涯勉強だと、覚悟してください。