その1. 誰にでもフラットに接する
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気遣いはしても忖度はしない。仲のいい人にも苦手な人にも、フラットに接することを心がけてください。苦手意識があるとどうしても態度に出てしまい、相手にも伝わってしまいます。
苦手な態度を見せれば相手はあなたを「感じの悪い人」ととらえ、ますます関係が悪化することも。内心苦手に感じていても、挨拶などはハキハキと、分け隔てなく行ってください。
その2. 悪口に同意しない
目の前で悪口大会が始まっても、うかつに同意しないことです。軽くうなずいただけでも、あなたも「悪口を言っていた」ことにされてしまいます。
「そうだね」ではなく「そうなんだー」と聞き流してください。あくまで自分はそう思わないけど、というスタンスを貫くのです。巻き込まれたくなければ、部外者の立場でいるようにしましょう。
その3. 「すみません」より「ありがとう」
感謝の言葉は人を温かい気持ちにさせます。直接言われなくても、職場に飛び交う「ありがとう」はやさしい気持ちを生み出すでしょう。
つい「すみません」を使いがちですが、意識して「ありがとう」を使うことで連鎖して、他の人も使い始めるかもしれません。職場の空気がよくなって、人間関係も改善されれば言うことなしです。
職場の人間関係は疲れたらリセットできる
実際に人間関係をリセットするには、転職や退職しか道がないでしょう。どうしようもなく疲れたときはそれもひとつの手段として、心に留めておいてください。
考え方を変えれば、会社さえ辞めれば職場の人間関係は簡単にリセットされるということ。家族や親戚との付き合いはリセットできなくても、職場の付き合いはリセットが可能です。いざとなったらリセットできることを自分の切り札にして、なんとかやり過ごす方法を模索しましょう。
本当にどうにもならなくなったら、転職を自分に許してください。
自分に自信を持って過ごせばもう人間関係は気にならない
周囲の人との関係を良好に保ちたいという気持ちは大切です。しかし、そればかりに気を取られていては自分がなくなります。人と接していないときの自分はどういう人間でしょうか。仕事に励み、スキルアップやキャリアアップを目指して努力していれば、わずらわしい人間関係に構っている暇はなくなります。
自分を磨き、自信を持って過ごすこと。相手に付け入る隙きを与えず、巻き込まれない軸を持つこと。それこそが、人間関係を気にしないコツではないでしょうか。