ニート、引きこもり、フリーター、無職の4つの違いをニートになりかけた筆者がしっかりと定義から解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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ニート、引きこもり、フリーター、無職の4つの違いをニートになりかけた筆者がしっかりと定義から解説

「フリーター」の定義は、15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者とし、
1 雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」又は「アルバイト」である者、
2 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者、
3 非労働力人口のうち希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」で、
家事・通学等していない者
の合計。

今までのものと比べると定義が少し複雑ですね。一つ一つ確認してみましょう。15~34歳で男性は卒業者、女性は卒業者かつ未婚の者とありますが、こちらは簡単ですね。ちなみに卒業者とは義務教育期間を指しているので、15歳以上であれば必然的に卒業者となります。

次に3つのパターンについて定義されていますが、どれも勤め先や探している仕事の形態がパート・アルバイトであるということです。パート・アルバイトの仕事を探している段階でもフリーターとなっていることに注意しましょう。日本におけるフリーターの数は136万人(2020年時点)となっております。(出典:厚生労働省,https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/ndtindex.pdf#page=14%22)

無職とは?

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無職とは名前の通り仕事に就いていない人のことを指します。実は無職は今までのものと違ってしっかりとした定義はありません。しかし、厚生労働省やその他のデータの多くでは完全失業者数と非労働力人口の合算値とされていることが多いです。

完全失業者数とは15歳以上で現在は就職していないが就職活動をおこなっている人、非労働力人口とは15歳以上の学生や専業主婦、高齢者のことを指します。無職は今までのものよりも範囲が広いものだという認識をしておきましょう。

日本における無職の人数としては、4640万人(2017年時点)となっております。(参考URL:https://freeter-college.com/unemployed-numbers/)

それぞれの違いを比較してみよう

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ここまでニート、引きこもり、フリーター、無職それぞれの定義について確認してきました。読んでいて「結局、違いが良く分からなくなった」という方も多いと思います。ここからはそれぞれの組み合わせで違いを説明しますので、違いを再確認してみましょう。

ニートvsひきこもり

まず、ニートとひきこもりの最大の違いは家に引きこもっているかどうかです。ニートも引きこもりも仕事に就いていないという点では共通していますが、家に引きこもっているかどうかは全く違うものなので注意しましょう。特にこの二つは混合されることが多く、正しい判別を出来ない人が非常に多いです。

ニートvsフリーター

ニートとフリーターの最大の違いは、アルバイト・パートとして働いているかどうかです。こちらは区別がつきやすいものですが、双方とも15~34歳と年齢が決められていること、パート・アルバイトを探している段階でもフリーターとなることなどそれぞれの定義をしっかりと認識する必要があります。

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