対策3.出来る限り、下の子は後回しにする
すべて上の子優先というわけにはいかないと思います。着替えを先にしてあげたり、2人が朝起きたら先に声をかけてあげたりと、小さなことから上の子優先にしてあげると「自分もママに注目してもらっているんだ」と不安定な気持ちを和らげてあげられるでしょう。考えてみると、上の子もまだ数年しか生きていません。出来ない事も多くて当然だと考えると、イライラした気持ちも静まります。
対策4.上の子としての自尊心を育ててあげる
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子供はお姉さん・お兄さんという言葉に、自尊心を抱きます。オムツを取ってくれたり、赤ちゃんにミルクを上げようとしたりと上の子なりにお手伝いしようとしてくれる場面もあるでしょう。その時「すごーい、さすがお兄さんだね」「お姉さんにミルクもらって良かったね」と褒めてあげると、お兄さん・お姉さんらしく振舞まってくれる場面が増えるかもしれません。
対策5.パパに協力してもらう
上の子と2人で過ごすために赤ちゃんを見てもらったり、上の子と遊んでもらったりとパパに協力してもらいましょう。筆者は寝る時、上の子は寝かしつけをパパにしてもらいました。最初はママがいいー!と言っていましたが、パパも絵本を読んであげたり、お話をしてあげたりしている間にすっかりパパと寝るのが習慣に。下の子が産まれて3年たちますが、今では自分からパパと寝たいと言うようになってくれましたよ。
対策6.ママも人間、失敗して当然だと割り切る
周りの協力を得ても、上の子に怒りすぎてしまったり冷たくしてしまって「私は母親失格だわ」と落ち込むこともあると思います。
最初にも紹介したように、上の子可愛くない症候群は多くの人が経験していることです。ママだって、ママになるための講座を受けたわけではなく、子どもを産んで急に聖母のようになれるわけがないですよね。自分を客観視したり、気持ちに余裕を持てるようになるまで時間がかかるでしょう。失敗したなと思っても、こうしたら良かったと自分なりに対処法を見つけて行けるはずです。
症状がひどい時は公共の相談所や子育て支援センターを利用して
自分の子どもがかわいいと思えないなんて情けない、恥ずかしい、悔しいという気持ちで気軽に身内や友人に相談出来ないと思ってないでしょうか。1人で思い込まずに、近くの支援センターに行って子育てベテランの先生に聞いてもらったり、市でやっている相談所へぜひ行ってみて下さい。多くの人が経験することなのでドンと構えて話を来てくれるでしょう。この記事が少しでもママの気持ちを楽にできれば幸いです。