その1. 適切な距離を保つ
例え同僚や部下の男性が自分の好みのタイプだったとしても、相手はあくまで仕事仲間です。必要以上に近づいたり、しつこく個人的な連絡をしたりといったことは避けてください。アピールのためのボディタッチかもしれませんが、相手が迷惑に感じた時点で逆セクハラとなります。
断りにくい状況で関係を迫るなどすれば、パワハラにもなり得るのです。女性という立場を利用するのはやめましょう。
その2. 逆の立場で考える
自分がされて嫌なことは、人にしないというのは鉄則です。同じことを男性からされたらどう感じるかを考えてみてください。興味のない男性から業務外の連絡が来たら、やたらに女性らしさを求められたら。
相手の立場になって考え、自分を律してください。それは社会人にとって、できてあたり前のことなのです。
被害を受けて傷つくのは男性も女性も同じ
逆セクハラは女性から男性へのセクハラ行為のことを言います。男性の被害はこれまで軽視されがちでしたが、男性だから傷つかないということは全くありません。男性も女性も同じように、不快な行為をされればつらいし、傷つきます。
嫌な思いをしたら、ぜひ勇気を出して「嫌だ」と伝えてください。でも、勇気が出なければ本人に直接ではなく、適切な窓口に相談してくださいね。逆セクハラは企業にとっても対処すべきハラスメント問題です。相談実績をつくることで問題提起となり、全体の意識が変わるきっかけになります。快適な職場環境のため、逆セクハラを許してはいけないのです。