怒りの特徴と抑え方3つをイライラしやすくて困っている人のためにメンタルケア心理士の筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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怒りの特徴と抑え方3つをイライラしやすくて困っている人のためにメンタルケア心理士の筆者が解説

方法1:考え方を変えるリアプレイザル

怒りやストレスを感じたときに、視点を変換する方法でリアプレイザルというものがあります。どういうことかというと、自分の感情を別の言葉で言い換えることよって考え方を変える方法。例えば「○○に嫌味を言われて腹が立った」→「○○はもしかしたら、心に余裕がないのかもしれない」というように、自分次第で感情の意味を変えることができます。

最初は難しいかもしれませんが、練習すれば上達も早いのがリアプレイザルの良いところ。実際に認知行動療法の心理学の分野でつかわれてきている方法なんです。人に対して寛容になれるリアプレイザル。考え方のクセは自分のとる行動にも影響していきます。怒りやストレスを感じたときに、ぜひ試してみてください。

方法2:体幹を鍛えてストレスホルモンを減らそう

心と体のつながりは切っても切れない関係にあります。心の状態が体に影響するように、体の状態を変えることで心に良い影響を与えることも。ストレスホルモンを出す副腎に良い影響を与えるためには、体幹を鍛えることが良いと分かっています。そこで日常的に姿勢を意識し、腹筋運動をとりいれることで体幹を鍛えましょう。プランクなども体幹を鍛えるのにはおすすめの方法です。

つづけられそうなプチトレーニングをとりれて、体と心を鍛えてみてはいかがでしょうか。

方法3:日常からウィルパワーを鍛える

ウィルパワー(意志力)を日頃から鍛えることによって偏桃体に変化が起き、怒りやストレスを乗り切れるようになっていくことが分かっています。偏桃体は怒りや不安、ストレスに対する感受性に関わってくる脳の中にある部分。ウィルパワー=脳の筋力と考えてください。ウィルパワーを鍛えることによって「コツコツとつづける力」がつきます。

ウィルパワーは、集中力や考え事をしていると消耗されていきますが、そんな時は疲れた脳を目をとじて休ませてあげてください。鍛え方としては、1日3分の簡単な瞑想からまずは始めてみましょう。簡単な瞑想は目をとじて、自分の呼吸に集中すれば良いだけです。慣れてきたら時間を増やしていけばOK。我慢や根性は必要ありません。「つづけられる力」を手に入れて、良い習慣を自分のものにしましょう。

怒りのコントロールは人生を変える

この記事では怒りの特徴と抑え方を紹介してきました。怒りの感情が自分自身や周りにどのような影響を及ぼすのかを知っていれば、感情に振り回されないように対処しようと思えるはずです。紹介した試せそうな解消法をまずはつかってみてください。あなたが怒りの感情に振り回されず、心豊かに過ごせるようになれたら嬉しいです。

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