なぜ暴力を振るうの?DV夫の心理
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ここではDV男の心理について解説します。暴力はいけないことはDV夫にも分かっており、進んで暴力をしたいとは思っていません。しかし、DV夫の中では暴力でなければならない理由があるのです。普通の人とは違ったDV夫の心理を確認してみましょう。
心理1. 暴力をすることで自信の無さを隠そうとしている
心理の1つ目は、暴力をすることで自信の無さを隠そうとしていることです。実は、DV夫の多くは自分に自信がありません。妻が自分を信頼しているのか、ついてきてくれるのか不安に思っています。そこで暴力という形で妻の事を支配しようとするのです。暴力は相手が自分の思い通りになるものと誤った認識を持っていることでDV夫となります。
心理2. DVをしている最中は頭が真っ白
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心理の2つ目は、 DVをしている間は頭が真っ白であることです。DVをしている時は激怒していたりさまざまな暴言を吐いてきたりしますが、実は何も考えていないことがあります。ただ自分の気持ちをぶつけるためにDVをしているのです。
頭が真っ白になるということは、心のキャパシティを超えた時ですよね。DV夫はストレスに対するキャパシティが非常に小さく、すぐに頭が真っ白になりDVへと逃げるのです。その証拠にDV後は非常に優しくなり、相手のことをちゃんと考えています。
心理3. なぜ自分の言う通りにしないか分からない
心理の3つ目は、なぜ自分の言う通りにしないか分からないということです。DV男の心理として、妻は夫のことを全て理解し、言うことを聞くものだと思っています。そう考えているのに言うことを聞かないと激しい怒りを覚え、DV行為をするのです。
特徴でDV男の多くは自分に自信を持っていないと記述しましたが、この心理と矛盾しているように思えるかもしれません。しかし矛盾はしておらず、DV男は自信がある瞬間と自信が無い瞬間の差が非常に大きいのです。メンタルが不安定であり、自信が無いことと有ることの両方を持っているという複雑な心理状態があります。
DV夫にDVをやめさせる方法
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ここではDV夫にDVをやめさせる方法について解説します。DVを無くすことは人の性格を変えるようなものであり、非常に難しいことです。時間も非常に長い時間かかります。長い時間がかかること、かなりの努力が必要なことを意識して取り組んでいきましょう。
方法1. 夫にDVを直してほしいと直接お願いする
方法の1つ目は、夫にDVを直してほしいと直接お願いすることです。直接的にDVをやめてほしいと伝えてみましょう。この方法は相手と一緒に取り組むことができるので、成功すれば効果は一番大きいものになっています。夫婦同士でどうすればDVをやめれるか、DVしそうになった時はどうするかなど具体的なことを話し合うことが必要です。
やめてほしいと伝える時は必ず夫の機嫌がいい時にしてください。DVをするような機嫌が悪い時に伝えても必ず逆上し、DVは悪化します。必ずしっかりと話しあえるような時に提案をすることが大切です。
この方法はいきなりDVが無くなることはなく、しばらくの間いつも通りの関係が続きます。DVを受けるたびに2人でしっかりと話しあうことが必要です。長い時間をかけ、ゆっくり直していきましょう。