1.悪いネガティブ思考
「ネガティブな自分は駄目なんだ…」「こんな性格の人間は生きていても意味がない」などと後ろ向きになってしまうのは「悪いネガティブ」になります。悲観的・否定的に考えてしまうのはもともとの性格や思考のくせによるものです。過度に否定的にならず、まずはそういった自分の性質を受け入れてみましょう。それが長所を活かすことにつながっていきます。
悪いネガティブ思考を持つ人の特徴は以下の通りです。
・「自分は駄目な人間だ…」など自分を傷つけ否定する
・ぐるぐると考え込むだけで行動に移さない
・悪いことが起きたとき人のせいにする
2.良いネガティブ思考
「将来に強い不安がある」「失敗するとくよくよ落ち込む」という傾向があっても、不安を和らげるための準備をしていたり改善案を考えていたりする場合は「良いネガティブ」です。悲観的・否定的に考えるからこそ見えてくる不安要素というものがあります。「見えている不安をそのままにせず、現状を変えて安心を得たい…」そういった考え方ができるようになると、ネガティブ思考の長所を上手に活かしていけるのです。
良いネガティブ思考を持つ人の特徴は以下になります。
・リスクを避け、より安心安全な道を選びたいと思っている
・悩むことが多くてもその都度改善に努める
・悪いことが起きたとき、また同じことが起きないよう根本的な問題を探す
ポジティブな言葉への言い換え4選
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ここまでネガティブも悪いことだけではないということをお伝えしてきました。しかし長所になり得るとはいえ、面接に臨むときや初対面の人への自己紹介などはなるべくポジティブな言葉を使いたいですよね。相手に自分を偽ることなく、かつ上手に自分を伝えるためにはどうすればいいのでしょうか。ここからはポジティブな印象を残すための言い換えかたを見ていきたいと思います。
1.「落ち込みやすい」の言い換え
落ち込みやすい人は自分の失敗や短所について深く考えます。「なぜ失敗してしまったのか」「どうしたら改善できるのか」などを、落ち込んだり悲しんだりしながらもしっかり考えているのです。そのため「落ち込みやすい」という性格は「物事を深く考える」と言い換えることができます。