その4.先のことについてプレッシャーを感じやすく、なかなか行動に移せない
当たり前のことですが、長女の人は兄弟の中で一番最初に様々な経験をします。これは、長女だけに限らずその両親にも同じことが言えますね。一番最初の子ども、または一番最初の女の子ですので、なんでも手探りから始まります。これに伴い長女は両親から知らずに期待やプレッシャーを感じやすいのです。
また、お手本にしている対象が年齢の近い兄弟ではく両親であるため、家庭の事情であったり、両親の立ち振る舞いに敏感であったりします。そのことから、どうしても勢いで何かを進めてしまおうという考えには至らず、慎重すぎるくらい考えてしまうのです。そして、小さな失敗も許すことが出来ず必要以上に落ち込み反省をしてしまいます。
その5.我慢をすることが当たり前だと思っている
我慢をしてしまうのは、もう正直仕方のないことなのですよね。例えば兄弟喧嘩をしたとき、「お姉ちゃんなんだから」と言われて我慢をしてきた記憶はありませんか?お姉ちゃんの私が我慢をしたら、いろんなことが穏便に収まるということが幼いころから染みついてしまっているからです。
「我慢をしなくてもいいからね」なんて言われても本人は無意識に我慢をしているので上手に気を抜くことが難しく、我慢に我慢を重ねてしまいます。
その6.周りに気を遣いすぎてしまう
長女の人は我慢することに加え周りに気を遣うということも染みついています。特に自分の下に兄弟のいる人は「面倒見がいいね」と言われてきたのではないでしょうか。自然と様々なものに気が付いてしまい、自分のことはそっちのけで周りに気を遣ってしまいます。つい組織の中でも、ある意味自由に色々なことをこなしていくカリスマ性のある人を羨ましいと思ってしまいますよね。
長女気質を強みに変える6つの方法
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ここまでご紹介した長女の人にありがちなこと。長女だからしょうがないと諦めてしまっていませんか?そんな長女の方、あなたの特性を強みに変えてしまうというのはいかがでしょうか。
ここからは長女気質に悩み続け、自分の性格を好きになれなった筆者が、前項でお伝えしたものを自分の強みに変えることが出来た魔法をお教えいたします。
その1.「大丈夫じゃないかもしれません」と言ってみる
ついつい言ってしまう「大丈夫です」という言葉。あと数文字言葉を付け加えてみてください。自分がキャパオーバーであると感じた時、「大丈夫じゃないかもしれません」と言ってみましょう。長女の人であればわかると思いますが、人から頼られて嫌な気持ちになる人は少ないです。特に、普段周りに頼らずに自分の役割を遂行しようとしている長女の人であれば、なおさらピンチであると周りに気付いてもらえるはずですよ。
その2.責任感の強さを信頼に変える
前項のその2でもお伝えしたのですが、長女の人には「自分がしっかりしていなくては」という潜在意識が根底にあります。でもそれって、責任感が強いということにも繋がりますよね。責任感が強い人は、一度自分がやると決めたことをそう簡単には投げ出そうとはしません。
始めは少し苦しく時間が掛かると思います。けれど積み重ねていくと周りからの大きな信頼を得ることが出来るのです。ですから、「〇〇でなければいけない」と必要以上に気負いすることはありませんが、周りからの信頼を味方にしてみてください。きっと何かしらの成果を手に入れることができますよ。