5.怒りを記録・点数化する
「今の怒りは8点」「この前は3点」など、怒りの度合いを点数化する方法です。自分の怒りを客観的に評価することで冷静になれることに加え、どのようなことに対して強く怒りを感じるのか、自分の怒りの傾向を理解するきっかけにもなります。6秒ルールの間に点数化を行うのも、怒りから気がそれるため効果的です。
点数化がしっくりこないという場合には、怒りの記録がおすすめ。「いつ・どこで・どんなことに対して怒りを感じたか」を記録しておきましょう。記録することで怒りを受け入れつつ、アウトプットができるので、これだけでも少しすっきりします。後から見返したときに「こんなことで怒っていたんだな」と怒りを分析すれば、今後は同じ場面でうまく対処できるかもしれません。
どうしても怒りが抑えられない場合は病院へ
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怒りやイライラは心身の状態からも大きな影響を受けます。過剰なストレスや強い疲労などがある場合は、怒りをコントロールするのが難しくなってしまうでしょう。
ここまでの方法を試しても「どうしても怒りをコントロールできない」という場合は、心と体の健康状態について一度見直してみましょう。休息が必要という合図かもしれません。
またしばらくアンガーマネジメントを続けても「怒りによる衝動的な言動が全く抑えられない」「怒りによって仕事や日常生活に影響が出ている」などといった場合は、一度病院で相談してみるのもいいかもしれません。
怒りをうまくコントロールしてストレスのない穏やかな日々を
アンガーマネジメントで怒りをうまくコントロールすることができれば人間関係が円滑になったり、小さなことにイライラしなくなったりと日々のストレスを軽減させることができます。アンガーマネジメントは誰にでも習得できるスキル。繰り返し練習することで、身に付けることができます。アンガーマネジメントで、ストレスのない穏やかな日々を過ごしましょう!