その2. 褒められたい・認められたい
「さすが○○さんだね」と言われたいのです。上から目線の人には強い承認欲求があります。ただ褒められることが目的なので、上辺だけでも「すごいね、何でも知ってるね」と言われれば満足です。
たとえ的外れなアドバイスであっても、周りの人は空気を読んで「ありがとう、役に立ったよ」と言うでしょう。そう言ってもらえるだけでいいのです。自分がいないと始まらないでしょう、とアピールすることで自分の存在感を出し、価値を認めてもらいたいと思っています。
その3. わがままを通したい
相手を言い負かすことで、自分の意見を通そうとします。自分だけが正しい、自分以外の意見ややり方は間違っているとして、意のままに物事を進めたいのです。
この際、どちらが正しいということもありません。本来は双方の意見を認め合い、妥協点を探る、合意点に到達することを目標とすべきです。しかし上から目線な人は自分以外を認めようとはしません。単なるわがままを通すために、ずいぶん強引なやり方をするものです。
その4. 優位に立ちたい
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上から目線な言動をする人は、常に自分が優位に立ちたいと思っています。「私は何でもわかっていますよ」「あなたにはできないでしょう」と相手や周囲の人に思わせたいのです。普段からそうしておくことで、自然と立場が上になったように感じさせます。
本来対等な立場の友人同士であったはずが、いつの間にか上司と部下のような、ボスと取り巻きのような関係を築くのです。そうしておくことで、いつでも自分が優位に立ち、相手に面倒事を押しつけるつもりなのでしょう。
もしかして私も上から目線してる?気をつけたい話し方の癖
自分の言動を振り返ってみて、もしかしたら私も上から目線な話し方をしているのではないかと不安になります。上から目線にならない話し方を癖付けるようにしましょう。
人の話を最後までよく聞くこと、口に出す前に2秒考えること、自分が言われたらどう思うか想像すること。たったこれだけで、上から目線にならずに話すことができます。基本は相手の立場になって考えることです。誰でも自分の話を聞いて欲しいものですが、それは相手も同じこと。思いやりの心が大事です。
上から目線な人とストレスなく付き合うために
話を遮られ、否定され、的外れなアドバイスをされ続けるととてもストレスがたまります。関わらずに済むのならいいですが、同じ職場だったり、子供が同じクラスのママ友だったりすると、完全に避けることはできません。
それなら、うまく付き合う方法を考えていきましょう。
その1. 受け流す
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「あーまた始まったな」と感じたら、話半分に受け流しましょう。全てを真正面から受け止める必要はありません。「そうなんですねー」「すごいですねー」と適当な相槌を打っておけば相手は大体満足してくれます。言われたことをくよくよ気にしていたら、相手は増長する一方です。「はいはい」と軽く聞いておいて、その場をやり過ごしましょう。
アドバイスは「参考にします」と言っておけば大丈夫です。それを実行したかどうかを追及されることはまずありません。